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女性社員インタビュー「ボッシュエンジニアリング株式会社」

性別・国籍・年齢を問わない“働きやすさ”を実現する企業

最終更新日 2019年8月21日

企業紹介

ドイツで1999年に創業したボッシュエンジニアリングGmbHの最初の海外拠点として、2006年に設立。自動車メーカー、エンジンメーカー、二輪車およびレーシングカー向けのプロトタイプや量産プロジェクトの開発と適合業務を行うほか、産業機械や鉄道など自動車分野以外への応用開発など、様々な分野でエンジニアリングサービスを提供、ならびにモータースポーツ製品の販売も行う。創業当時からワーク・ライフ・バランスの重要性に着目し、性別・国籍・年齢を問わず、従業員の働きやすい環境を実現。2018年に「よこはまグッドバランス賞」の特別賞を受賞。

女性社員にインタビュー<女性が戦力として、常に挑戦できる環境がある>

管理部マネージャー:柳文さん(入社2年目)

女性管理職のポジションとして、2018年に中途入社。現在2年目。管理部で経営管理(コントローラー)を中心に、幅広く社内の業務に携わっています。女性管理職について、グローバルな環境での働き方について聞きました。

質問1.この会社を選んだ決め手は?

「以前勤務していた企業では、表向きは女性の登用推進を謳いつつも、女性の意見は聞き入れてもらえない環境でした。そのため、“女性管理職”が本当に求められている会社で、仕事がしたいと思っていました。実際、採用面接時に『女性管理職を増やしたい』と明言いただいたことが、入社を決める大きなポイントでした」

質問2.女性管理職として入社した理由は?

「私の母は、結婚を機に仕事を辞めて後悔していました。『一生働いたほうがいい』と言っていたので、自然と自分もそう考えるようになりました。それでも、何がなんでも管理職になりたいとも思わず、せっかく働くなら任せてもらえたほうがいいな、というくらい。管理職になれば、もちろん責任は増えますが、仕事の幅が広がったり、自分の思い描く進め方を任せてもらえる領域が増えます。そこに仕事の面白さを感じるので、いろいろなことにチャレンジしたいと思っています」

質問3.入社前と入社後の印象はどうですか?

「2年目になりますが、現在までミスマッチを感じたことはありません。少人数の会社なので、女性管理職が次々に誕生することは難しいですが、常にチャンスがあると実感しています。入社後、社内の雰囲気の良さに驚きました。外国籍の従業員が多いせいか、仕事上のシビアな意見交換も会議室の中だけで、引きずらないカルチャーがあります。そのため、誰もが提案しやすく、充実した会議ができます」

質問4.現在の仕事内容を教えてください

「コントローラーの中でも、財務知識をバックグランドにもった管理会計が専門です。経営陣向けに数字をベースにしたビジネスの判断材料を提供しています。前職でも同じコントローラーでしたが、経営陣が(売上なのか、営業利益なのか)どこの数字をポイントにしているのか、会社のカラーで異なります。その見極めに慣れるまでは、大変でした」

質問5.今の働き方はどうですか?

「会社のルールはありますが、とても自由に働かせていただいています。所属部署の管理範囲が広く、今までのキャリア以外の仕事ができる楽しさもあります。経験の乏しい分野は部長をはじめ、皆様のサポートをいただいている状況なので、サポートがなくても通常業務を回していけるようにすることが当面の目標です。現在、コアタイムのないフレックスタイム制度を活用しているので、ストレスのないタイムマネジメントもできています。2年目になり、在宅勤務制度も活用できるので併用していきたいと考えています」

質問6.責任ある立場で働くことに対し、家族の反応はどうですか?

「親世代にとって、女性が管理職になれること自体が驚きのようで、先見の明がある会社で『仕事にやりがいがあるのは良い事』と応援してくれています。また、主人の家族はドイツに住んでいたことがあり、ドイツでは『ボッシュ』の知名度が高いのですが、そこで管理職をしていることに、主人の両親は私以上に喜んでくれました」

質問7.仕事上での挫折はありましたか?

「現職ではありません。そう思えるのは、以前勤務していた企業では女性に発言権はなく、戦力外という扱いだったから。それでも女性の登用推進を掲げていたので、疑問を感じながら働いていました。その経験があり、今、最もキャリア形成の中で充実しています。会議でも的を射た女性の発言が多く、有意義なディスカッションになり、女性も戦力であることが分かります」

質問8.今後の目標を教えてください

「弊社は、自分が望む以上に働きやすい環境が整っていました。それでも、自分なりに社内環境を効率化できるポイントが見えてきたので、実現できたらと考えています」

我が社のイチオシポイント/フリースペース

フリードリンクが常備されたフリースペースは、ワイドのガラス窓から臨むみなとみらいの景色が自慢。ランチをしたり、ブレイクをしたり、社員全員が集まるコミュニケーションスペースでもあります。

社長メッセージ

代表取締役:龍﨑浩太郎さん

弊社は、1886年にドイツで創業したボッシュ社の電子制御システムをベースに、機能開発やソフトウェア開発などを国内で提供するエンジニアリングサービスを行っています。創業者のロバート・ボッシュは「ワーク・ライフ・バランスは最も経済効果の高い施策」という理念のもと、従業員の働きやすい環境づくりを常に心がけていました。その理念を受け継ぎ、女性だけでなく、男性も外国籍従業員も、社員全員の働きやすさを考えています。現在、在宅勤務制度の利用率は約50%、フレックス制度と併せてフレキシブルで効率的な働き方が浸透しています。また、外国籍従業員10人の出身国はほぼ全員異なり、そのほとんどが英語を母国語としません。そこで、誰もが疎外感なく働けるよう英語を社内公用語に。多様な社員同士がコミュニケーションをとることで他者理解を深め、さまざまなアイデアへと繋がっています。
現在、女性管理職は2人。女性活躍という名目で女性だけを“優遇”するのではなく、全ての従業員が働きやすい環境をつくることにより優秀な人材が活躍できる職場環境にしたいと考えています。そうした中で、上を目指す女性向けに、グループ会社の女性役職者とのメンタリング制度を活用し、多角的な視点で会社や組織を見られるロールモデルを育て、女性活躍推進に期待しています。また、男性だけでは考えが偏ってしまうので、女性が活発に発言できる環境、その声が生かされる組織にしていきたいです。

企業情報

社名:ボッシュエンジニアリング株式会社
所在地:横浜市西区みなとみらい2-3-5クイーンズタワーC棟18階
URL:http://www.bosch-engineering.jp(外部サイト)
創業:2006年11月1日
資本金:1億円
従業員数:52人(女性従業員11人、外国籍10人)
業種:情報通信業<自動車メーカー、エンジンメーカー、二輪車およびレーシングカー向けのプロトタイプや量産プロジェクトの開発と適合業務を行うほか、産業機械や鉄道など自動車分野以外への応用開発など、様々な分野でエンジニアリングサービスを提供、ならびにモータースポーツ製品の販売>
女性支援制度:フレックス制度(コアタイムなし)、在宅勤務制度、時短勤務制度ほか
採用情報:https://en-gage.net/bosch_engineering/(外部サイト)

このページへのお問合せ

経済局中小企業振興部中小企業振興課

電話:045-671-4236

電話:045-671-4236

ファクス:045-664-4867

メールアドレス:ke-keiei@city.yokohama.jp

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