市民像8 人や社会とのつながりは求めず、現状維持の傾向が強い人たち 4.1% 時間に余裕はありますが、社会や人との新たなつながりをつくることや活動への意欲は高くありません。生活の満足度は平均的で、今のまま変わらずに過ごしていきたいと考えている人たちです。 【このグループに属する人の特徴】 ◎生活の満足度は平均程度 「生活に満足している」と答えた人の割合は、66%と平均程度で高くも低くもありません。 ◎時間の余裕はあり、不満も感じていない 「時間の余裕がある」と感じていると答えた人の割合は56%と平均と比べて高くなっており、自由に過ごせる時間に不満も多くありません。 ◎今以上の人間関係の広がりは求めない 「はじめて出会った人に対しては自分から話しかけるほうではない」と答えた人の割合は39%と平均と比べて高く、「何かを人と協力して行うよりも一人ですることのほうが好き」と考える人も52%と高くなっています。 ◎社会とのつながりは求めていない 「何らかの形で、積極的に社会の役に立つことをしたい」と考える人の割合は42%と他のグループと比べて最も低く、地域の当番なども、自分が地域の一員としてやるべき仕事とは必ずしも捉えていません。地域への愛着も低くなっています。 ◎子の手助けや子育てへの関わりには消極的 「老後は子の手助けをすべき」や「子育ては、周囲の人たちも積極的に関わったほうがよい」と考える人が少ないグループです。「親の介護は子がすべき」の質問の回答も、「そう思わない」と考える人の割合が高くなっています。 ◎仕事は大事で家事よりも大変 「仕事は収入のためで、仕事以外のことを大事にしたほうがよい」と考えている人の割合は38%と平均と比べて低く、「仕事は家族を支える家事や育児、介護よりも大変だ」と考える人の割合は21%と全てのグループの中で最も高くなっています。 【このグループに属する人の“活躍”】 ●現在行っていること 家事のみを行っている人が多い。育児を行っている人や、仕事と家庭のことの両方を行っている人、趣味のことをしている人は平均と比べて少ない。 ●今後の活動の希望 「特にない」と答えた人が多い。今のまま過ごしていきたいという気持ちを反映していると考えられる。 ●“活躍”のイメージ 「自分らしく生き生きと過ごすこと」のみが平均を超えており、それ以外の全ての項目で平均よりも低くなっている。