資料1 横浜型医療的ケア児・者等支援促進事業の取組状況について 1 横浜型医療的ケア児・者等コーディネーターの活動実績について (1) 相談支援について(令和6年度4月から12月) ア 相談件数:延633件(うち新規373件) ※前年同時期 延532件(うち新規301件) ア) 1拠点あたりの、1か月ごとの平均相談件数は約12件で、昨年度より増加しました。 イ) 新規の相談も、昨年度よりも多く受けています。 ここに、拠点毎に相談を受け付けた件数が記載された表があります。 区ごとに、4月から6月の新規件数、総数、7月から9月の新規件数、総数、10月から12月の新規件数、総数、合計の新規件数、総数の順に記載します。 青葉区、28、28、22、24、39、41、89、93 都筑区、30、42、35、49、26、41、91、132 鶴見区、14、19、14 、21、15、36、43、76 旭区、17、23、19、32、15、28、51、83 南区、14、49、18、50、13、42、45、141 磯子区、16、29、18、40、20、39、54、108 合計、119、190、126、216、128、227、373、633 表は以上です。 イ 相談対象者の年齢 ア) 「幼児@(1から3歳未満)」の割合が最も多くなっています。 イ) 昨年度と比較すると、「乳児(1歳未満)」と「幼児@(1から3歳未満)」の割合が増加しています。 ここに、相談対象者の年齢別の相談件数が記載された表があります。 相談対象者の年齢、新規件数、延件数、%、前年の延件数、%の順に記載します。 乳児(1歳未満)、67、95、15.0%、53、10.0% 幼児@(1から3歳未満)、100、182、28.8%、135、25.4% 幼児A(4から6歳未満)、78、155、24.5%、137、25.7% 児童@小学生(6から12歳未満)、56、96、15.2%、90、16.9% 児童A中学生(12から15歳未満)、9、14、2.2%、23、4.3% 児童B高校生(15から18歳未満)、14、30、4.7%、35、6.6% 18歳以上、33、45、7.1%、45、8.5% 年齢不明、16、16、2.5%、14、2.6% 合計、373、633、100.0%、532、100% 表は以上です。 ウ 相談者(延数) ア) 相談者は、「行政」が最も多くなっています イ) 昨年度に比べると「行政」や「計画相談支援事業所」、「学校」からの相談が増えました。 ここに、相談者の種別と件数の表があります。 相談者、件数、前年の件数の順に記載します。 家族、136、116 行政、164、95 病院、98、87 基幹相談支援センター、4、59 訪問看護ステーション、32、48 保育園、44、46 福祉施設、20、16 計画相談支援事業所、42、13 療育センター、19、11 学校、15、1 その他、59、40 合計、633、532 表は以上です。 エ 相談内容(重複あり) 「保育園」に関する相談が最も多く、次いで「医療的ケア」となっています。 ここに、相談内容と件数を記載した表があります。 相談者、件数、前年の件数の順に記載します。なお、訪問系サービス、外出支援、日中活動の場、施設等の一時利用、居住支援、補装具・日常生活用具と、保育園、幼稚園については、前年の件数はそれぞれ合計値です。 退院調整、61、62 医療機関、49、39 訪問看護、73、89 訪問系サービス、56、162 外出支援、14、162 日中活動の場、53、162 施設等の一時利用、11、162 居住支援、21、162 補装具・日常生活用具、14、162 計画相談支援、20、31 レスパイト、20、25 年齢移行、11、10 医療的ケア、94、61 保育園、235、137 幼稚園、7、137 学校、80、67 合計、819、683 表は以上です。 (2) コーディネーターの支援とネットワークづくり ア コーディネーター定例会 コーディネーターと本市担当者、医師会担当者で月1回定例会を行っています。定例会では、福祉的な視点の強化や関係機関との連携をテーマにした講義やワークを実施し、コーディネーターのスキルアップを図っています。その他、各種制度等の情報共有や調整状況の共有なども行っています。 イ 地域でのネットワーク形成と普及啓発(令和6年12月末時点) 関係機関の連絡会や研修会等にコーディネーターが出席し、本事業の普及啓発を行うとともに、関係機関との連携強化や、地域の支援者への助言・技術支援なども行っています。 ア) コーディネーターが出席した連絡会等 小児在宅医療検討委員会、区自立支援協議会(重心部会等)、在宅医療連携拠点情報交換会 、区小児在宅医療支援者交流会、医ケア児・者等家族会、育センター看護師会、児童発達支援・放課後等デイサービス事業所連絡会、こどもホスピスネットワークカンファレンス イ) コーディネーターが訪問した関係機関等 特別支援学校、放課後等デイサービス事業所、重症心身障害児施設、薬局、地域療育センター、医療機関 ウ) 地域の支援者への助言・技術指導等 保育園、障害福祉サービス事業所、薬局、特別支援学校、医療機関、放課後等デイサービス事業所、その他(認定看護師教育課程小児プライマリケア分野 講義) 2 コーディネーターの養成について 令和4年度に「横浜型医療的ケア児・者等コーディネーター養成研修」を実施し4名を養成し、令和5年度から6拠点のうち4拠点に2名のコーディネーターを配置しています。 また、令和6年度にはコーディネーター候補者を2名養成しており、令和7年度より各拠点に配置します。 (1) 養成しているコーディネーター候補者について 磯子区・南区コーディネーター拠点を設置している区医師会訪問看護ステーションに所属する訪問看護師 2名 (2) コーディネーター養成の研修について 「横浜型医療的ケア児・者等コーディネーター養成研修」は、国の「医療的ケア児等コーディネーター養成研修」のカリキュラムだけでなく、医療機関・福祉施設・学校等での実地研修を加えた内容としています。 3 各種研修の実施状況について (1) コーディネーターのフォローアップ研修 ア 対象者 横浜型医療的ケア児・者等コーディネーター 10名 イ 目的 コーディネーターの役割を確認し、活動について振り返る機会をもつ。 ウ 講師 一般社団法人 医療的ケア児等コーディネーター支援協会(委託) エ 実施内容 ア) 集合研修(※定例会に併せて実施) <現地参加と各拠点からのWeb参加併用> 4月19日 横浜型医療的ケア児・者等コーディネーターと他自治体の医療的ケア児・者等コーディネーターの違いについて 5月17日 横浜型医療的ケア児・者等コーディネーターのアセスメント力を高めよう@ 6月14日 横浜型医療的ケア児・者等コーディネーターのアセスメント力を高めようA演習 7月19日 こどもの活動の幅を広げるリスクコミュニケーション@ 8月23日 こどもの活動の幅を広げるリスクコミュニケーションA演習 9月20日 コンサルタントから学ぶ多職種連携のためのコミュニケーションスキル@ 10月25日 コンサルタントから学ぶ多職種連携のためのコミュニケーションスキルA演習 11月15日 福祉事業所と対応してモヤっとした事例について検討会 12月20日 家族と対応してモヤっとした事例について検討会 1月17日 医療機関と対応してモヤっとした事例について検討会 2月21日 行政と対応してモヤっとした事例について検討会 3月21日 (予定)年度のまとめ イ) 個別面談 令和7年1月31日(金)に面談を実施 (テーマ)活動の振り返り、悩みや課題の確認 (2) 支援者フォローアップ研修 ア 対象者 横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修受講者 イ 目的 ア) 支援者に継続して地域で活躍してもらうために、支援や連携に必要な、現場で知りたい内容等について伝え、継続的にフォローする。 イ) コーディネーターと地域の支援者が顔が見え、連携できる関係を作る。 ウ 講師 横浜市健康福祉局福祉保健課・ぱざぱネット(西村朋美氏・松本美智子氏) エ 日時・場所 令和6年11月11日(月) 15時00分から17時00分 横浜市医師会会議室 オ 参加者 27名 カ 内容 「多職種・ご家族と一緒に考えよう 医療的ケア児・者等の災害対策」 ア) 講演 「横浜市の災害対策から災害時要援護者支援事業から」 健康福祉局福祉保健課 「医療的ケア児・者の災害対策から家族の立場からから」 ぱざぱネット イ)グループワーク「支援者として家族とともにできる平時の災害対策」 (3) 横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修 ア 対象者 市内訪問看護ステーション所属の訪問看護師、障害福祉サービス事業所、保育園・幼稚園・学校・医療機関等で従事する方の中で医療的ケア児・者等の支援に関心がある方(定員:50名) ※スポット受講は定員を設けず、Zoomでの参加が可能 イ 目的 「横浜型医療的ケア児・者等支援者」として、医療的ケア児・者等支援及び多職種連携についての基礎的知識を習得し、医療的ケア児・者等支援に関する医療・福祉・教育等に関する知識及び関係者との連携について学習する。 ※本研修を全講座来場で受講し、修了した方には「横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修」修了証書を交付します(「要医療児者支援体制加算」の算定要件の一部です)。 ウ 時期 令和6年5月30日(木)から12月14日(土)まで 16講座 全8日間 エ 修了者 64名(※全講座に来場で受講し、修了した者) オ その他 支援者養成研修修了者の所属する事業所等の一覧をホームページ上で公表します。 (4) 横浜型医療的ケア児・者等支援者養成見学実習 ア 対象者 横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修修了者及び横浜市が認める者※ ※横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修修了者が所属する施設に従事している職員、医療的ケア児・者等の受入れが決定している施設の職員等 イ 目的 横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修修了者等が、必要な知識・技術の習得のために訪問看護ステーション等で見学実習を行い、自身が所属する施設・事業所等において、医療的ケア児・者等の受入れを進める。 ウ 内容 ア) 習得したい医療的ケアを実践している訪問看護ステーションの看護師に同行し、医療的ケアの準備から実践、観察ポイントや家族のやりとり等、説明の様子を見学する。 イ) 医療的ケア児・者等が利用予定の施設に講師である訪問看護ステーションの看護師が伺い、医療的ケアの実践、観察ポイント等についてのアドバイスや情報交換を行う。 エ 時期 令和6年6月から令和7年3月末まで(令和6年6月から募集開始) オ 参加者及び申込状況(令和7年1月末時点) 4名 4 医療的ケア児登録フォームの登録状況について 登録者数(令和6年12月末日時点):440人 @年齢別及び医療的ケアの有無 ここに円グラフが二つあります。 医療的ケアありの年齢別の円グラフ 0歳 0.3パーセント 1歳から2歳 4.4パーセント 3歳から5歳 10.3パーセント 6歳から11歳 21.2パーセント 12歳から14歳 10.3パーセント 15歳から17歳 12.5パーセント 18歳から64歳 41.1パーセント 医療的ケアなしの年齢別の円グラフ 0歳 0.9パーセント 1歳から2歳 0.9パーセント 3歳から5歳 6.6パーセント 6歳から11歳 17.9パーセント 12歳から14歳 19.8パーセント 15歳から17歳 15.1パーセント 18歳から64歳 38.7パーセント グラフは以上です。 A区別及び医療的ケアの有無(人) ここに表があります。 区名、医療的ケアありの人数、%、医療的ケアなしの人数、%、未記入の人数、%、合計人数、%の順に記載します。 鶴見区、22、6.6%、12、11.1%、0、-、34、7.8% 神奈川区、19、5.7%、2、1.9%、1、100.0%、22、5.0% 西区、13、3.9%、4、3.6%、0、-、17、3.9% 中区、12、3.7%、3、2.8%、0、-、15、3.4% 南区、25、7.6%、2、1.9%、0、-、27、6.1% 港南区、14、4.2%、8、7.4%、0、-、22、5.0% 保土ケ谷区、15、4.5%、4、3.6%、0、-、19、4.3% 旭区、23、6.9%、9、8.3%、0、-、32、7.3% 磯子区、16、4.8%、1、0.9%、0、-、17、3.9% 金沢区、18、5.4%、0、0.0%、0、-、18、4.1% 港北区、38、11.5%、16、14.8%、0、-、54、12.3% 緑区、14、4.2%、13、12.0%、0、-、27、6.1% 青葉区、21、6.4%、10、9.3%、0、-、31、7.0% 都筑区、21、6.4%、6、5.6%、0、-、27、6.1% 戸塚区、24、7.3%、7、6.5%、0、-、31、7.0% 栄区、11、3.3%、2、1.9%、0、-、13、3.0% 泉区、12、3.7%、7、6.5%、0、-、19、4.3% 瀬谷区、13、3.9%、2、1.9%、0、-、15、3.4% 計、331、100.0%、108、100.0%、1、100.0%、440、100.0% 表は以上です。 B医療的ケア有りと回答した方(331人) のうち、重度知的障害と重度肢体障害がある方 ここにベン図があります。 重度知的ありが239人、重度肢体ありが257人、重複が222人 医療的ケア有りと回答した方331人のうち57人は、医ケアはあるが重度の知的・肢体障害はなし。 ベン図は以上です。 C医療的ケアの状況について ここに棒グラフがあります。 ケアの内容、人数の順に記載します。 その他、81 導尿、50 腹膜透析、1 持続皮下注射ポンプ使用、6 経管栄養、236 吸引、226 気管切開、108 中心静脈カテーテルの管理薬・麻薬などを含む、8 酸素療法、114 経鼻(鼻咽頭)エアウェイの管理、9 人工呼吸器の有無、86 棒グラフは以上です。 参考 障害の重複状況について @気管切開の方(108人)の医療的ケア重複状況 ここにベン図があります。 人工呼吸の管理が58人、酸素療法が54人、重複が37人 気管切開の方108人のうち、重複していない33人は酸素療法、人工呼吸器がない方。 ベン図は以上です。 A人工呼吸器と経管栄養の重複状況 ここにベン図があります。 人工呼吸の管理が86人、経管栄養が236人、重複が75人 ベン図は以上です。