横浜型医療的ケア児・者等支援促進事業の取組状況について 1横浜型医療的ケア児・者等コーディネーターの活動実績について (1)相談支援について(令和3年度) 4月から6月の相談件数の合計は、延べ157件です。うち新規は95件です。 1拠点あたりの月平均相談件数は8.7件となっています。令和2年度は7.8件でした。 ここに表があります。相談件数についての表です。 縦にはコーディネーターの拠点名、横には相談件数の総数と新規の件数が記されています。総数と新規件数は令和3年4月から6月までのものです。相談件数は延べ157件、うち新規は95件です。 拠点名青葉区、総数30件、新規23件 拠点名都筑区、総数20件、新規18件 拠点名鶴見区、総数14件、新規8件 拠点名旭区、総数23件、新規14件 拠点名南区、総数42件、新規16件 拠点名磯子区、総数28件、新規16件 合計、総数157件、新規95件 表はこれで終わりです。 第1四半期の相談件数について (1)令和2年度第1四半期と比較して、1.5倍程度相談件数が増加しています。 (2)要因としては、3つ考えられます。 一点目は、2年度当初は感染症拡大により、関係機関会議等が開かれず、コーディネーターの周知の機会が少なかったこと。 二点目は、その後、周知が進み、令和2年度後半からは安定した相談数になっていること。 三点目は、総数の増加は、継続対応しているケースが一定数いること。 以上三点が考えられます。 参考 ここに表があります。 令和2年度相談実績についての表です。 縦にはコーディネーター拠点名、横には令和2年4月から6月までの相談総数と新規件数、令和2年7月から9月までの相談総数と新規件数、令和2年10月から12月までの相談総数と新規件数、令和3年1月から3月までの相談総数と新規件数、合計の相談総数と新規件数が記されています。 相談件数は延べ561件、うち新規が399件です。 拠点名青葉区、令和2年4月から6月までの総数14件、新規12件、令和2年7月から9月までの総数35件、新規27件、令和2年10月から12月までの総数26件、新規25件、令和3年1月から3月までの総数22件、新規19件、合計の総数97件、新規83件 拠点名都筑区、令和2年4月から6月までの総数38件、新規27件、令和2年7月から9月までの総数34件、新規31件、令和2年10月から12月までの総数33件、新規30件、令和3年1月から3月までの総数17件、新規16件、合計の総数122件、新規104件 拠点名鶴見区、令和2年4月から6月までの総数8件、新規8件、令和2年7月から9月までの総数15件、新規13件、令和2年10月から12月までの総数12件、新規6件、令和3年1月から3月までの総数21件、新規12件、合計の総数56件、新規39件 拠点名旭区、令和2年4月から6月までの総数8件、新規7件、令和2年7月から9月までの総数32件、新規19件、令和2年10月から12月までの総数20件、新規13件、令和3年1月から3月までの総数22件、新規13件、合計の総数82件、新規52件 拠点名南区、令和2年4月から6月までの総数23件、新規18件、令和2年7月から9月までの総数34件、新規25件、令和2年10月から12月までの総数24件、新規12件、令和3年1月から3月までの総数34件、新規11件、合計の総数115件、新規66件 拠点名磯子区、令和2年4月から6月までの総数16件、新規11件、令和2年7月から9月までの総数22件、新規14件、令和2年10月から12月までの総数22件、新規14件、令和3年1月から3月までの総数29件、新規16件、合計の総数89件、新規55件 合計、令和2年4月から6月までの総数107件、新規83件、令和2年7月から9月までの総数172件、新規129件、令和2年10月から12月までの総数137件、新規100件、令和3年1月から3月までの総数145件、新規87件、合計の総数561件、新規399件 これで表は終わりです。 注 各コーディネーター拠点が支援する区 青葉区コーディネーター拠点、緑区、青葉区 都筑区コーディネーター拠点、港北区、都筑区 鶴見区コーディネーター拠点、鶴見区、神奈川区 旭区コーディネーター拠点、保土ケ谷区、旭区、泉区、瀬谷区 南区コーディネーター拠点、西区、中区、南区、戸塚区 磯子区コーディネーター拠点、港南区、磯子区、金沢区、栄区 ここに円グラフが四つあります。 令和3年4月から6月までの相談者数、相談者数の令和2年度年間実績、令和3年4月から6月までの相談内容、相談内容の令和2年度年間実績についてのグラフです。 令和3年4月から6月までの相談者数について 総数は157件です。 家族、32パーセント、51件 病院、14パーセント、22件 訪問看護ステーション、14パーセント、22件 福祉施設、9パーセント 学校、7パーセント 基幹相談支援センター、6パーセント 計画相談支援事業所、5パーセント 区役所、4パーセント 地域子育て支援拠点、1パーセント 本人、1パーセント 教育委員会、1パーセント 療育センター、1パーセント 診療所、0パーセント 保育所、0パーセント ケースワーカー、0パーセント その他、4パーセント 一つ目の円グラフはこれで終わりです。 相談者の令和2年度年間実績について 総数は561件です。 家族、29パーセント、162件 病院、20パーセント、114件 訪問看護ステーション、13パーセント、74件 区役所、9パーセント 福祉施設、7パーセント 学校、4パーセント 計画相談支援事業所、3パーセント 基幹相談支援センター、3パーセント 療育センター、2パーセント 本人、1パーセント 診療所、1パーセント 保育所、1パーセント 地域子育て支援拠点、0パーセント 教育委員会、0パーセント ケースワーカー、0パーセント その他、6パーセント 二つ目の円グラフはこれで終わりです。 注 相談者の二つのグラフのその他の内訳 児童相談所、幼稚園、在宅医療連携拠点、福祉機器支援センターなど。 令和3年4月から6月までの相談内容について 総数は191件です。 福祉サービス、17パーセント、33件 訪問看護ステーション、16パーセント、30件 保育園、幼稚園等、13パーセント、24件 レスパイト、8パーセント、15件 退院調整、5パーセント、10件 学校、5パーセント、10件 かかりつけ医の紹介、4パーセント、8件 年齢移行、1パーセント、2件 その他31パーセント、59件 三つ目の円グラフはこれで終わりです。 相談内容の令和2年度年間実績について 総数は708件です。 福祉サービス、20パーセント、139件 訪問看護ステーション、16パーセント、110件 レスパイト、9パーセント、65件 退院調整、9パーセント、65件 保育園、幼稚園等、9パーセント、64件 かかりつけ医の紹介、5パーセント、37件 学校、4パーセント、30件 年齢移行、3パーセント、19件 その他、25パーセント、179件 四つ目の円グラフはこれで終わりです。 注 相談内容についての円グラフのその他の内訳 緊急時の対応について、医療的なケアに関する相談、ケアカンファレンスについて、嚥下に関する相談、歯科の同行訪問についてなど。 相談者及び相談内容の傾向 ア 相談者は、「家族」からが1番多く51件、32.4パーセント、次いで「病院」からの相談が22件、14.0パーセントで、合わせると約半数程度を占めています。令和2年度と同様の傾向です。 イ 相談内容は、「福祉サービス」についてが33件、17.2パーセント、「訪問看護」についての相談が30件、15.7パーセントとなっています。 次いで、「保育園・幼稚園等」についてが24件、12.6パーセントとなっており、令和2年度年間64件、9パーセントよりも割合が増えています。 ウ 相談対象者の年齢は、「1歳から6歳未満の幼児から6歳から18歳未満の少年」の年齢層が最も多く、107件、68.1パーセント、「18 歳以上」が24件、15.2パーセント、「1歳未満の乳児」が21件、13.3パーセント、「年齢不明」が5件、3.1パーセントとなっています。 (2)コーディネーターの支援とネットワークづくり ア コーディネーター定例会 コーディネーターと本市4局担当者間で、月1回定例会を行っています。定例会では、各種制度等の情報共有や調整状況の共有、調整困難事例の検討などを行っています。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和3年度は集合開催とあわせて、ズームを活用したウェブでの定例会を行っています。 定例会で報告されることが多い相談内容 保育園・幼稚園の入園に向けた相談 就学に向けた相談 資源探し。医療資源、計画相談事業所、3号研修を受けたヘルパー等 医療的ケア児・者等の送迎について イ 地域でのネットワーク形成と普及啓発 コーディネーターは医療的ケア児・者等と必要な医療・福祉・教育などの社会資源をつなぐ役割を担っています。 関係の連絡会や研修会等にコーディネーターが出席し、本事業の普及啓発を行うとともに、関係機関の連携強化や、地域の支援者への助言・技術指導なども行っています。 コーディネーターが出席した連絡会等 区自立支援協議会。注重心部会等 区訪問看護連絡会 医ケア児・者、重心児・者相談会 医ケア児の親の会 コーディネーターが訪問した関係機関等 地域活動ホーム 横浜市歯科保健医療センター 放課後等デイサービス事業所 地域の支援者への助言・技術指導等 訪問看護ステーション 2 各種研修予定について (1)コーディネーターフォローアップ研修 対象者 横浜型医療的ケア児・者等コーディネーター。6人。 目的 コーディネーターの役割を確認し、活動について振り返る機会を設けます。 医ケア児・者等の支援体制の現状を共有し、必要な資源について把握します。 時期 令和3年7月30日(金曜日)、10月22日(金曜日)、1月28日(金曜日)の年間3回を予定 内容 相談事例を通じたグループワーク及び検討 (2)支援者フォローアップ研修 対象者 医療的ケア児・者支援者養成研修修了者。対象者90人。(平成30年度及び令和元年度に要請した支援者) 注 令和2年度は支援者養成研修を中止。 目的 医療的ケア児・者等の支援や関係機関との連携などについて、支援者が継続して地域で活動していけるよう、フォローします。 コーディネーターと地域の支援者が顔の見える関係を作ります。 時期 令和3年10月から11月までを予定 内容 講話及びグループワーク テーマ「医療的ケア児・者への歯科保健・医療について」 注 調整中です (3)横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修 対象者 市内訪問看護ステーション所属の訪問看護師、障害福祉サービス事業所、保育園・幼稚園・学校・医療機関等で従事する方の中で医療的ケア児・者等の支援に関心がある方。定員50名。 注 スポット受講は定員を設けず、ズームによるウェブ講演会での参加が可能 目的 「横浜型医療的ケア児・者等支援者」として、医療的ケア児・者等支援及び多職種連携についての基礎的知識の習得、または医療的ケア児・者等支援に関する医療・福祉・教育等に関する知識及び関係者との連携について学習します。 本研修を全講座来場で受講し、修了した方には、「横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修」修了証書を交付します。 注 本研修は「要医療児者支援体制加算」の算定要件の一部です。 時期 令和3年5月18日(火曜日)から12月18日(土曜日)まで 16講座、全8日間 内容 国が示す「医療的ケア児等コーディネーター養成研修カリキュラム」を踏まえ、本市において医療的ケア児・者等の支援を行う上で必要な内容で構成されています。 (4)横浜型医療的ケア児・者等支援者養成見学実習 対象者 横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修修了者及び横浜市が認める者。定員45名。 注 医療的ケア児・者の受入れが決定している施設の職員等 目的 支援者養成研修修了者等が、必要な知識・技術の習得のために訪問看護ステーション等で見学実習を行い、自身が所属する施設・事業所等において、医療的ケア児・者等の受入れを進めます。 時期 令和3年秋頃予定 内容 訪問看護ステーションの看護師に同行し、ケアの準備からケアの実践、観察ポイント及び家族とのやり取り等の説明やケアを見学します。 医療的ケア児・者が利用予定の施設に、日頃訪問している訪問看護ステーションの看護師に来てもらい、ケアの準備からケアの実践、観察ポイント等の説明やケアを見学します。 3周知・広報について コーディネーターの役割や拠点等の周知のほか、医療的ケアとは何か、医療的ケア児・者等とご家族の日常生活や思いをより理解していただくことを目的とした、啓発パンフレット及びチラシを増刷し、区福祉保健センターの他、関係機関等に配架しています。 また、区役所の高齢・障害支援課やこども家庭支援課が関連する各種会議において、医療的ケア児・者等支援促進事業の周知やコーディネーターの活動実績の報告を行いました。 4実態把握について 令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症対応の一環として、医療的ケア児・者等に対してアルコール綿や手指消毒用エタノールを配付するため、訪問看護ステーションや特別支援学校等を通して可能な範囲で対象者を把握しました。 こうしたデータも参考にしつつ、関係機関等と相談しながらさらなる実態把握を進めます。