13ページ 保育所等における医療的ケア児の受入れに関する検討状況について 1保育所等の入所に関する相談記録票の作成について 各区役所で医療的ケア児の保育所等への入所相談を受ける際に、相談内容や医療的ケアの内容等を適切に聞き取り、その内容を共有・引継ぎ等がしやすくなるように、相談記録表のひな形を作成し、各区で活用しています。 2横浜市障害児等の保育・教育実施要綱の改正について 横浜市障害児等の保育・教育実施要綱要3条第4号において、特定教育・保育施設における医療的ケア対象児童を「たん吸引」「導尿」「経管栄養」の医療的ケアが必要な児童と規定しておりましたが、この3つ以外の医療的ケアが必要な児童も対象になるように、令和3年12月1日付で改正しました。 改正前 特定教育・保育施設を利用又は措置により保育教育の提供を受ける児童で、たん吸引、導尿、経管栄養の医療的ケアが必要な児童で、ほかに重篤な症状がなく、集団での保育教育が可能であると区福祉保健センター長が認めた児童 改正後 特定教育・保育施設を利用又は措置により保育教育の提供を受ける児童で、たん吸引、導尿、経管栄養等の医療的ケアが必要な児童で、ほかに重篤な症状がなく、集団での保育教育が可能であると区福祉保健センター長が認めた児童 3医療的ケア児の受入れに関するガイドラインの策定について 令和4年度に保育・教育施設で医療的ケア児を受け入れる際の基本的な事項や留意事項等をまとめたガイドラインを策定していきます。策定にあたっては、保育・教育施設関係者や医療関係者にも協力いただきながら、検討を進めていくことを考えています。 策定スケジュール 令和4年4月から ガイドライン検討開始 令和4年8月頃 ガイドライン策定 注令和5年4月入所から活用できることを想定しています。 14ページ 4令和4年4月保育所入所に関する相談及び内定等の状況について 令和3年12月末時点で各区の状況をとりまとめたところ、令和4年4月の保育所入所に関する相談及び入所申請の状況は次のとおりです。 ここに表があります。医療的ケア児の相談・申請件数の表です。 医療的ケア児の相談・申請件数31件 うち入所申請研修22件、相談のみ9件 表はこれで終わりです。 注上記以外に在宅酸素終了に伴い、通常の利用調整で対応している件などもあります。 ここに表があります。年齢別申請・相談件数の表です。 申請0歳児2人、1歳児8人、3歳児6人、4歳児4人、5歳児0人、合計22人 相談のみ0歳児ひとり、1歳児5人、2歳児3人、3歳児0人、4歳児0人、5歳児0人、合計9人 合計0歳児3人、1歳児13人、2歳児6人、3歳児5人、4歳児4人、5歳児0人、合計31人 表はこれで終わりです。 ここに表があります。医療的ケアの内訳の表です。 経管栄養10人、導尿2人、たん吸引5人、酸素療法6人、その他3人、重複5人、合計31人 表はこれで終わりです。 注1その他の3人は、血糖管理、気管切開の管理、カテーテルチューブで口から胃に直接いれて服薬です。 注2重複の5人は、経管栄養とたん吸引の重複が3人、経管栄養と酸素療法の重複がひとり、経管栄養とたん吸引と血糖管理の重複がひとりです。 参考 保育所における医療的ケアを必要とする児童利用実績 令和3年4月現在 ここに表があります。年齢別利用児童数の表です。 0歳児0人、1歳児ふたり、2歳児ひとり、3歳児ふたり、4歳児ひとり、5歳児5人、合計11人 表はこれで終わりです。 ここに表があります。医療的ケアの内訳の表です。 経管栄養5人、導尿4人、たん吸引ひとり、酸素療法ひとり、その他0人、重複0人、合計11人 表はこれで終わりです。 注医療的ケア児の受入れを行い、医療的ケア児対応看護師を市からの助成で配置しているものを集約しているため、市からの助成を受けずに医療的ケア児を受け入れている場合には、当該利用実績に含まれていません。 15ページ 別紙 ここには医療的ケア児の保育園等、入所相談記録表の案が載っています。 記入項目 相談日、所管の区、所管の課、相談担当者氏名、相談回数、担当ケースワーカー、担当保健師、相談者氏名、連絡先、医療的ケア児との関係、入所希望児氏名、生年月日、年齢、住所、入所希望時期、入所理由、入所希望園と見学状況、通院中の医療機関名と担当医、該当する医療的ケア等 入所希望理由の欄は4この選択肢から選択します。 1育休・産休明け職場復帰、2求職活動中、3集団の経験や療育目的、4その他 入所希望園と見学状況の欄は、第6希望まで記入欄があります。また各園の見学状況は見学みか見学ずみかどちらかを選択するようになっています。 通院中の医療機関名と担当医は3か所分の記入欄があります。 該当する医療的ケア等の欄は5つあり、食事、呼吸、排尿、排便、注射と薬と検査です。 食事は、口から食べている、鼻からチューブで入れる、おなかからチューブで入れる、首の近くから点滴の4つ選択肢があります。 呼吸は、喉にチューブがついている、人工呼吸器を使っている、くだやマスクで酸素を吸っている、痰を器械でとるの4つ選択肢があります。 排尿は、くだを入れて尿を出す、オムツを使用、その他の3つ選択肢があります。 排便は、腹部につける排便袋のストマ、オムツを使用の2つ選択肢があります。 注射と薬と検査は、器械を使って血糖値を測る、毎日注射をしている、毎日薬を飲ませているの3つ選択肢があります。 記録表の一番下にはその他特記事項を記載する欄があります。 記録表の案は以上です。