資料4 医療的ケア児・者等支援促進事業のこれまでの取組及び今後の課題について 大項目1 趣旨 平成30年度の医療的ケア児・者等支援促進事業の開始から約4年が経過しました。 現在、事業の担当局であるこども青少年局、健康福祉局、医療局、教育委員会事務局の4局で、本事業におけるこれまでの取組の振り返りと今後の課題について検討を行っています。 大項目2 取組・課題 中項目(1) 地域での受入れ体制の充実 小項目ア 取組 1横浜型医療的ケア児・者支援者養成研修(平成30年度から) 医療・福祉・教育分野等の関係機関に所属する方を対象とした「支援者養成研修」及びフォローアップ研修を実施し、地域での受入れ体制の充実を図りました。 注釈支援者養成研修修了者数実績(平成30 年度から令和4年度) 計184 名 2保育所・学校・放課後児童健全育成事業所等における医療的ケア児の受入れ環境の整備(令和3年度から) 3令和5年度から看護師等の確保・育成を目的とした研修を新たに実施します。 医療的ケア児を受入れ予定施設への受け入れサポート(令和元年度から) 4受入れ予定施設職員に対し、コーディネーターが説明や研修を実施。 多機能型拠点4館目の整備(令和6年度開所予定) 小項目イ 課題 1更なる受入れ先の拡充 2そのための看護師等の確保・育成 3支援者同士あるいは支援者とコーディネーターの連携強化 中項目(2) 医療的ケア児・者等に応じた医療・福祉・教育等の支援を総合的に調整する体制 (横浜型医療的ケア児・者等コーディネーターの養成及びコーディネーター拠点の設置) 小項目ア 取組 1横浜型医療的ケア児・者等コーディネーター6人を養成(平成30年度から) 2市内6箇所の拠点設置(令和2年度から全区を対象) 注釈、延べ相談件数 659件(令和3年度:6拠点合計) 3啓発用パンフレット、チラシの配布(令和2年度から) 医療的ケア児・者等への支援及びコーディネーターについての周知・啓発パンフレット及びチラシを市内の医療機関、福祉相談の拠点へ配布。 4関係機関への周知等 区役所の担当者会議において本事業の周知を行っている他、コーディネーターも担当地区の関係機関の会議等に出席し、活動の周知及び情報の把握・共有を行っています(令和元年度から)。 小項目イ 課題 1関係機関とコーディネーターの連携強化 2コーディネーター活動の具体的な周知 中項目(3) 医療的ケア児・者等コーディネーターに対する活動支援 小項目ア 取組 1コーディネーター定例会(令和2年度から) 情報共有や課題・事例の共有・検討のため、毎月開催(令和2年度から)。 2フォローアップ研修(令和2年度から) 外部講師による研修、面談等を行いコーディネーターの支援を行っています。 3多職種連携研修(令和2年度から) 横浜市医師会主催の多職種を対象にした研修においても、コーディネーターから事例を報告。 小項目イ 課題 1コーディネーターと関係機関による社会資源の創出に向けた取組 中項目(4) 医療的ケア児・者等の実態把握 小項目ア 取組 1実態把握調査(令和3年度から) 注釈、実態把握の登録フォームの登録者381名(令和4年12月末時点) 2医療データの活用なども含めた実態把握(令和4年度から) 社会保険診療報酬支払基金が保有する医療データの活用を検討。 小項目イ 課題 1登録者のさらなる勧奨 2登録者への情報発信の取組