2024年3月号、2024年3月19日発行、 1、横浜市の感染症流行状況、 ア、インフルエンザ、 冬休み明けから注意報レベルが続いています。患者さんの90パーセント以上がB型です。 イ、新型コロナウイルス感染症、 1月末から2月初旬をピークに報告数は減ってきています。 ウ、梅毒、 20歳代から50歳代を中心に広がりを見せています。感染が気になる方には、無料かつ匿名での検査もできます。 2、麻しんにも注意しましょう、 はしかとも呼ばれる感染症です。今年に入ってから、麻しんの感染事例が報告されています。日本ではあまり聞かなくなりましたが、世界のいろいろな国で流行しているため、海外旅行をきっかけに日本に持ち込んでしまうことがあります。 3、今、復習しておきたい不織布マスク、 不織布とは織らない布のことで、線維が絡み合って3次元構造になっています。不織布マスクは、線維のすき間で物理的に飛沫をとらえることができます。また、物理的なフィルター能力に加えて、静電気で飛沫を吸着することで、高いフィルター能力を発揮します。 しかし、時間とともに静電気が失われるため、フィルター能力も少しずつ落ちてしまいます。不織布マスクは、1日1枚程度の使い捨てを原則としましょう。