このページの先頭です

中東呼吸器症候群(MERS)について

最終更新日 2019年3月8日

中東呼吸器症候群(MERS)とは

MERSの特徴
原因MERSコロナウイルス(2012年に初めて確認)
感染経路ヒトがどのようにして感染するかは、まだ正確には不明です。
ヒトコブラクダがMERSウイルスの感染源動物の一種であるとされていますが、その一方で、患者の中には動物との接触歴のない人も多く含まれています。家族間、感染対策の実施が不十分な医療機関における患者間、患者-医療従事者間等、濃厚接触者間での感染も報告されています。
症状2から14日程度の潜伏期間の後、発熱や急性の重症な呼吸器症状により、ほとんどの患者が肺炎を発症します。中には軽症の患者や、所見が非典型的な場合もあります。
治療法現在、ワクチンや特別な治療法はありません。患者の症状に応じた対症療法を行います。
予防法海外渡航時は渡航先での流行状況を確認し、手洗いの励行や動物との接触を避ける等、一般的な衛生対策を心がけてください。

市民の皆様へ

下記の症状及び患者背景に該当する方は、直接医療機関を受診せず、まずは各区の福祉保健センター福祉保健課健康づくり係又は横浜市保健所健康安全課健康危機管理担当(TEL:045-671-2463、FAX:045-664-7296)までお電話でご相談ください。
※平日営業時間内以外で下記に該当する場合等の緊急時は夜間・休日の各区福祉保健センター連絡先(又は横浜市保健所感染症食中毒緊急通報ダイヤル)へご連絡ください。

症状及び患者背景
症状 患者背景
ア.38度以上の発熱及び咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線学的に実質性肺病変(例:肺炎又はARDS)が疑われる者 発症前14日以内に対象地域(※1)に渡航又は居住していたもの
イ.発熱を伴う急性呼吸器症状(軽症の場合を含む)を呈する者

発症前14日以内に対象地域(※1)において、

  • 医療機関を受診又は訪問したもの
  • MERSであることが確定した者との接触歴があるもの
  • ヒトコブラクダとの濃厚接触歴があるもの
ウ.発熱又は急性呼吸器症状(軽症の場合を含む)を呈する者

発症前14日以内に、対象地域か否かを問わず

  • MERSが疑われる患者を診察、看護又は介護していたもの(※2)
  • MERSが疑われる患者と同居(当該患者が入院する病室又は病棟に滞在した場合を含む。)していたもの
  • MERSが疑われる患者の気道分泌液又は体液等の汚染物質に直接触れたもの

(※1)対象地域

アラビア半島又はその周辺諸国
(アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン)

(※2)「診察、看護又は介護していたもの」の定義

医療従事者又は介護従事者等であって、医療機関等において、診察、看護若しくは介護などで日常的に患者と接触する機会がある者のこととする。
この場合の「接触」とは、対面で会話することが可能な距離(2メートルを目安とする。)にいることを指し、単にすれ違うといった軽度の接触のみでは対象とならない。なお、医療従事者等であっても標準的な感染防護具(サージカルマスク(エアロゾル発生の可能性が考えられる場合は、N95マスク)、手袋、眼の防護具、ガウン)を適切に着用していた者は、これに含まれない。

医療機関の皆様へ

MERSの届出基準に該当する疑い症例があった場合は、直ちに下記緊急通報ダイヤル(保健所)へお電話でご相談ください。

緊急通報ダイヤル

横浜市保健所健康安全課健康危機管理担当

電話番号

(平日8時30分から17時15分)045-671-2463
(上記時間外で緊急の場合※)045-664-7293
※緊急通報ダイヤル・・・夜間休日時の緊急用のため、緊急性がない場合は連絡をご遠慮ください。

FAX番号

045-641-6074

各医療機関への通知(横浜市保健所)

関連サイト

PDF形式のファイルを開くには、別途PDFリーダーが必要な場合があります。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページへのお問合せ

医療局健康安全部健康安全課

電話:045-671-2463

電話:045-671-2463

ファクス:045-664-7296

メールアドレス:ir-kenkoanzen@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:847-241-520

先頭に戻る