第三次横浜市民読書活動推進計画(原案)について 第三次横浜市民読書活動推進計画(以下「第三次読書計画」という。)(素案)について、市民意見募 集を実施し、多くの貴重なご意見をいただくとともに、第34期横浜市社会教育委員会議において、学 識経験者等からも意見聴取を行いました。いただいたご意見を踏まえ、第三次読書計画(原案)を策定 しましたので報告します。 1 市民意見募集の実施概要 (1) 実施期間 令和6年12月20日から令和7年1月20日まで (2) 意見提出方法 横浜市電子申請・届出システム、電子メール、FAX、郵送 (3) 素案(概要版)の配布部数 約4,500部 (4) 周知方法 ア 素案(概要版)の配布施設 区役所、市立図書館、市民情報センター、地区センター、コミュニティハウス、   地域ケアプラザ、地域子育て支援拠点、市民活動・生涯学習支援センター、社会教育コーナー イ 点字版(概要版)・DAISY版の閲覧(貸出)施設   区役所、市立図書館、市民情報センター、神奈川県ライトセンター ウ 広報手段   記者発表、広報よこはま(令和6年12月号)、教育委員会ホームページ   市SNS等を活用した発信、すぐーる(家庭と学校の連絡システム) 2 市民意見募集の実施結果 (1) 意見提出状況   408通、686件のご意見が寄せられました。 意見の提出方法・年代の内訳 通数 計 408通 電子申請 通数 393通 10歳未満 14 10代 22 20代 2 30代 64 40代 198 50代 68 60代 22 70代以上 3 不明・団体 0 メール 通数 12通 10歳未満 0 10代 0 20代 0 30代 0 40代 0 50代 0 60代 1 70代以上 3  不明・団体 8 FAX 通数 2通 10歳未満 0 10代 1 20代 0 30代 0 40代 0 50代 0 60代 0 70代以上 0  不明・団体 1 郵送 通数 1通 10歳未満 0 10代 0 20代 0 30代 0 40代 0 50代 0 60代 0 70代以上 0  不明・団体 1 年代 10歳未満 14 10代 23 20代 2 30代 64 40代 198 50代 68 60代 23 70代以上 6  不明・団体 10 居住地 市内 406通 未回答 2通 (2) 項目別意見数 項目 第1章 第三次横浜市民読書活動推進計画について 意見数 2件 割合 0.3% 項目 第2章 読書活動を取り巻く状況について 意見数 12件 割合 1.8% 項目 第3章 計画の全体について 「1 基本姿勢」 意見数 14件 割合 2.0% 項目 第3章 計画の全体について 「2 計画体系」 意見数 7件 割合 1.0% 項目 第3章 計画の全体について 「柱1 未来を担う子どもたちの読書活動の推進」 意見数 279件 割合 40.7% 項目 第3章 計画の全体について 「柱2 市民の読書活動の環境と機会の充実」 意見数 294件 割合 42.9% 項目 第3章 計画の全体について 「柱3 読書バリアフリーの推進」 意見数 21件 割合 3.0% 項目 計画全体について 意見数 38件 割合 5.5% 項目 その他 意見数 19件 割合 2.8% 計  意見数 686件 割合 100% ※ご意見を提出いただいた皆様が、意見提出時に選択・明記した項目に添って集計しています。明記されていなかったものは、 事務局で振り分けました。複数の項目に関連するご意見は、内容に応じて各項目に分けています。 (3) 第三次読書計画への主な市民意見 内容 横浜市立図書館の充実について ご意見の例 ・図書館の増 ・図書館の蔵書の充実 ・図書取次の増 等 意見数 291件 内容 学校図書館の充実について ご意見の例 ・学校司書の研修や支援の充実、待遇向上 ・学校図書館の蔵書の充実 ・学校図書の予算の拡充 等 意見数 155件 内容 デジタル推進(電子書籍)について ご意見の例 ・デジタル推進への期待・賛同 ・紙の本の充実 ・一人一台端末を活用した電子書籍の全校導入 等 意見数 77件 内容 多様な主体との協働・共創について ご意見の例 ・市民利用施設の蔵書の充実 ・書店との連携 等 意見数 51件 内容 読書バリアフリーについて ご意見の例 ・バリアフリー図書の推進 ・バリアフリー図書の充実 等 意見数 34件 内容 計画全体への賛同・期待(※) ご意見の例 ・読書活動推進への賛成 ・読書に触れる機会の増に対する期待 等 意見数 23件 ※「計画全体への賛同・期待」については、個別の施策等に関する賛同は除いています。 (4) ご意見の対応状況 対応状況 反映 説明 ご意見の趣旨を踏まえ、原案を修正したもの 意見数 109件 割合 15.9% 対応状況 包含・賛同 説明 ご意見の趣旨が既に素案に含まれるもの又は素案に賛同いただいたもの 意見数 114件 割合 16.6% 対応状況 参考 説明 取組等の参考とさせていただくもの 意見数 442件 割合 64.4% 対応状況 その他 説明 本計画に関する質問、本計画に関連しない意見・要望等 意見数 21件 割合 3.1% 計 意見数 686件 割合 100% 3 第34期横浜市社会教育委員会議からの主なご意見 本計画の作成にあたっては、社会教育に関する有識者等で構成する「第34期横浜市社会教育委員会議」からも 幅広い視点でのご意見をいただきました。 【参考】主なご意見 ・推進体制について、もう少し小さい単位の活動が位置付けられるといいのでは。 ・図書館カードを作るところに一つのハードルがあるのでは。 例えば行政と学校が連携するのであれば、入学のときに申込みできるようにするなど。 ・「情報リテラシー支援」とは、何を指すのか。 ・本を介して世代を超えて関わり合う機会が大切ではないか。 ・読書の対象と結びつけていくためには、やはり「人」が必要で、そこに学校司書がいるという意味はすごく大きい。 ・読書バリアフリー情報サイトを積極的にアピールしていくのと、サイト情報を充実したものにするとよい。 ・「りんごの棚」を各学校の学校図書館に広めていく取組やバリアフリーの存在を多くの子どもたちに知ってもらう機会が大切。 ・司書にはコミュニケーション能力みたいなものがすごく大事で、持ってほしい力だと思う。 4 原案への反映 市民意見募集や社会教育委員会議でいただいたご意見等を踏まえ、素案を一部修正し、原案を策定しました。 【参考】主な変更点 第1章 第三次横浜市民読書活動推進計画について【原案3頁】 素案 5 推進体制の協働・共創先の一つ「ボランティア団体」 原案 5 推進体制の協働・共創先の一つ「NPO・ボランティア団体等」に修正 いただいたご意見 推進体制について、もう少し小さい単位の活動が位置付けられるといいのでは。(委員) 第2章 読書活動を取り巻く状況について【原案7頁】 素案 - 原案 (5)今後の市立図書館再整備の方向性(令和6年12月) いただいたご意見 「横浜市図書館ビジョン」の具体化に向け、令和6年12月に、 「今後の市立図書館再整備の方向性」を策定しました。 いただいたご意見 ・大人と一緒ではなく、友達同士で行ける場所にも図書館を作ってほしい。(市民) ・図書館の数が少ないことが1番の課題だと思う。(市民) 第3章 計画の全体について 「柱1 未来を担う子どもたちの読書活動の推進」【原案34頁】 素案 【取組項目】 ・団体や企業等と連携した新しいサービスの提供 原案 【取組項目】 ・企業等と連携した子ども向け検索システムの検討 いただいたご意見 小さい子供でも、図書館や地区センターなどで読みたい本を 検索出来るようなパソコンを設置して欲しい。(市民) 第3章 計画の全体について 「柱1 未来を担う子どもたちの読書活動の推進」【原案34頁】 素案 【取組項目】 - 原案 【取組項目】 ・学校と図書館が連携した、図書館の登録・利用促進キャンペーンの検討・実施 いただいたご意見 図書館カードを作るところに一つのハードルがあるのでは。 例えば行政と学校が連携するのであれば、入学のときに申込みできるようにするなど。(委員) 第3章 計画の全体について 「柱2 市民の読書活動の環境と機会の充実」【原案37頁】 素案 【取組項目】 ・蔵書検索や電子書籍の使い方講座等の実施 原案 【取組項目】 ・蔵書検索や電子書籍の使い方案内や情報リテラシー向上のための講座の実施 ・動画等を活用したサービス案内の実施 いただいたご意見 ・インターネットを使うこともままならないデジタル格差が起きている。(市民) ・図書館などでスマホの使い方をもっと教えてほしい。(市民) ・「情報リテラシー支援」とは、何を指すのか。(委員) 5 今後のスケジュール(予定) 令和7年 3月 市会常任委員会(原案の公表)、市民意見募集結果公表      3月 第三次横浜市民読書活動推進計画策定・公表 6 添付資料 (1) 第三次横浜市民読書活動推進計画(原案) 概要版 (2) 第三次横浜市民読書活動推進計画(原案) 本編