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海域生物相調査
最終更新日 2022年9月26日
調査概要
環境科学研究所では、市内の川や海の水質と生物相から総合的に水環境を評価し、また、市民の皆様に関心を高めていただくことを目的に、1973年(昭和48年)からほぼ3年ごとに、川や海に生息する生物を調査しています。
海域では、2020,2021年度(令和2,3年度)に15回目の調査を行いました。
調査開始以降、内湾の小型底曳き網で捕獲される魚類は、泥質を好むハタタテヌメリ、テンジクダイ、コモチジャコ、シログチ(イシモチ)、マコガレイなどが大半を占める傾向が続いていましたが、ハタタテヌメリ、コモチジャコ、マコガレイは近年減少しています。一方で、今回の調査ではプランクトン食性のマアジや、春季調査が産卵期と重なったコノシロが多く捕獲されました。
今回調査では、魚類はハモ、イゴダカホデリ、クツワハゼの3種が初確認され、いずれも外洋が主な分布域である東京湾内では珍しい種でした。魚類以外にも分布域が湾奥部に向かって拡大する現象がいくつかの生物で見られました。
調査地点
調査地点は、市内の河口・海岸、内湾の10地点(2021年度実績)です。
- 河口・海岸(7地点)
鶴見川河口、山下公園、堀割川河口、海の公園、野島海岸、野島水路、夕照橋(平潟湾)
- 内湾(3地点)
横浜港、根岸湾、金沢湾
調査内容
魚類、海岸動物、底生動物、海草・海藻、プランクトン、環境要因(水質、底質)を調査し、生物指標から水質評価を実施しています。
2021年度は春季、夏季の2回、調査を行いました。
確認された生物(一例)
ハモ
イゴダカホデリ
クツワハゼ
ナンオウフジツボ
調査報告書等
このページへのお問合せ
みどり環境局環境保全部環境科学研究所
電話:045-453-2550
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