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10月号 食品ロス削減や環境問題について考えてみましょう
最終更新日 2021年10月1日
無印良品を展開する(株)良品計画と横浜市は、2021年5月12日に「“感じ良い暮らしと社会”の実現に向けた包括連携協定」を締結し、環境や農、高齢者福祉などをはじめとしたさまざまな取組を協力して行うこととしています。
今回は、「環境に配慮した取組」について取材するため、 「無印良品 港南台バーズ」に伺いました。
まだ食べられるのに捨てられてしまう食品(=食品ロス)を減らすための取組
横浜市では家庭から出される燃やすごみの中に、年間93,000トンの「食品ロス」が含まれています。その量は1人あたり約25kg、食費にして約19,000円に相当します。食品ロスを減らすためには、一人ひとりの意識がとても大切です。
一人ひとりが取り組める食品ロス削減の工夫として、食べきれる量を買うことや、冷蔵庫を整理整頓すること、その日食べられる量だけ料理することなどが挙げられます。
このような一人ひとりの取組のほか、(株)良品計画では、食品ロス削減に向けた取組として、フードドライブ活動を行っています。
フードドライブとは、各家庭で使いきれない未使用食品を福祉施設や福祉団体などへ寄贈する活動です。(株)良品計画が取り組むフードドライブ活動は、「無印良品 東京有明」を皮切りに実施し、現在は、本市との包括連携協定を締結したことをきっかけに、横浜市内全店舗で展開しています。
そのほか、(株)良品計画は、量り売りを通して食品ロス削減に取り組んでいます。自分が食べきれる量を購入することで、食品ロス削減につながるので、積極的に利用したいと感じました。
店内には寄附できる食品のサンプルや食品回収ボックスが設置されていました
コーヒーやナッツ、ドライフルーツなどの量り売りコーナーを展開しています
無印良品の「水プロジェクト」を通じて、環境にやさしい生活を
マイボトルに無料で給水することができます
「無印良品 港南台バーズ」では、食品ロス削減に向けた取組のほか、プラスチックごみの削減についても取り組んでいます。
店内には、誰でも無料でマイボトルに給水できる給水機を店内に設置しており、ペットボトルのごみの発生削減を図るほか、水道水※を活用することで、水の輸送時などに発生する二酸化炭素を削減する取組を行っています。
※無印良品では、フィルターを通した水を提供しています。
取材を終えて
「食品ロス削減などをはじめとした、環境問題について大きく捉えてしまうと、自分がどのように取り組むべきかわからなくなってしまうため、小さなことの積み重ねが大切だと思います。一つひとつの行いは小さなことでも、多くの人が取り組むことで大きな成果につながっていくはずです」と無印良品 港南台バーズのご担当者の方が仰っていたのがとても印象的でした。
【取材協力】
無印良品 港南台バーズ
横浜市港南区港南台3-1-3
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資源循環局3R推進課
電話:045-671-3593
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