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肉の生食・加熱不足で起こる食中毒について
最終更新日 2025年3月27日
例年、生や加熱不足の肉を原因とする食中毒が発生しています。
肉は、腸管出血性大腸菌やカンピロバクターなどの食中毒菌で汚染されていることがあり、これらの菌は少量でも食中毒を引き起こします。
「新鮮だから安全」ではありません。十分な加熱や二次汚染対策に注意して食中毒を予防しましょう。
肉の生食・加熱不足で起こる食中毒
原因となる 細菌又はウイルス |
潜伏期間 | 症状 | 主な原因食品 |
---|---|---|---|
腸管出血性大腸菌 | 3~5日 | 発熱、腹痛、下痢(水様便、血便) |
|
カンピロバクター | 2~5日 | 下痢(水様便、粘液便、血便)、腹痛、発熱、悪心、おう吐、頭痛、悪寒、倦怠感 |
|
サルモネラ属菌 | 8~48時間 | 悪心、おう吐、腹痛、下痢 |
|
E型肝炎ウイルス | 15~50日 | 悪心、食欲不振、腹痛、褐色尿、黄疸 |
|
肉の食中毒菌汚染状況について
鶏肉のカンピロバクター汚染状況
平成30年度から令和5年度までに横浜市が実施した検査の結果、市内に流通している鶏肉の37%からカンピロバクターが検出されました。
検体 | 検体数 | 陽性数 |
---|---|---|
鶏肉 |
238検体 | 89検体 |
肉の食中毒菌汚染状況
厚生労働省が取りまとめた調査結果では、ミンチ肉(牛、豚)からサルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌が検出されています。
また、ミンチ肉(鶏)や鶏たたきからサルモネラ属菌、カンピロバクターが検出されています。
食品中の食中毒菌汚染実態調査の結果(厚生労働省)(外部サイト)
肉による食中毒予防のポイント
生や半生の肉を提供しない
- 鮮度に関わらず、肉には食中毒菌が付いていることがあります。生や半生での提供はやめましょう。
- 湯通しや表面をあぶる程度の加熱では、ほとんど殺菌効果はありません。
※注意:牛レバー、豚肉、豚の内臓を生食用として提供することは禁止されています。
※注意:生食用食肉(牛肉)には基準が定められています。
十分に加熱する(中心部75℃で1分以上)
- 肉は、中心部まで十分に加熱しましょう。
- ひき肉調理品(ハンバーグ、つくねなど)や、筋や繊維を切断するなどの加工処理をした肉は、内部まで食中毒菌による汚染が広がっているおそれがあります。中心部まで確実に加熱しましょう。
- 低温調理では、中心部までしっかり加熱するまで時間がかかります。また、肉の厚さ、空気の混入状況などにより、加熱に要する時間は異なります。メニュー決定時はもちろん、中心温度計を用いて、定期的に加熱検証を行いましょう。
肉から他の食材への汚染を防ぐ(二次汚染防止)
- 肉を触ったあとは、石けんを使って丁寧に手を洗い、消毒しましょう。
- まな板や包丁などの調理器具は、食材によって使い分けましょう。
- 肉はドリップが他の食材に付かないよう容器などに入れて保管しましょう。
- 生肉を焼くための専用のトングや箸を用意し、焼けた肉を取り分ける箸とは区別しましょう。
肉による食中毒予防のためのチラシ
参考
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このページへのお問合せ
医療局健康安全部食品衛生課
電話:045-671-2460
電話:045-671-2460
ファクス:045-550-3587
ページID:380-695-758