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柏尾川桜並木保全・再生事業
区内には、柏尾川を始め、多くのサクラを楽しめるスポットがあり、サクラの開花時期になると多くの人で賑わいます。その中でも、柏尾川のサクラの歴史は古く、江戸時代の安政3年(1856年)に植樹されたことが始まりとされています。明治後期の耕地整理や第二次世界大戦で全て伐採されたこともありましたが、その度に地域の皆様と共に植樹を行い、柏尾川桜並木を守ってきました。しかし、柏尾川桜並木では、老齢化や病害等により倒伏の危険があるサクラが増加しています。それらは伐採せざるを得ないため、近年、減少ペースが加速しています。そこで、柏尾川桜並木の減少を食い止め、健全な生育環境を整えながら現在の景観を維持し、将来に引き継いでいくことを目的に【戸塚区柏尾川桜並木保全・再生計画】を策定し、地域の皆様と協働で柏尾川桜並木の保全・再生に取り組みます。
最終更新日 2025年3月27日
戸塚区柏尾川桜並木保全・再生計画
柏尾川桜並木は近年、桜の老齢化や病害等により倒伏する危険のある桜が増加し、歩行者の安全確保のため、伐採を余儀なくされています。
そこで戸塚区では、区民の皆様と共に、柏尾川桜並木の景観を将来に引き継いでいくため、令和6年5月に「柏尾川桜並木保全・再生計画検討委員会」を立ち上げ、参加者と意見交換を重ね、令和7年3月に「戸塚区柏尾川桜並木保全・再生計画」として策定しました。
今後は本計画に基づいて、令和11年の戸塚区制90周年に向けて、令和7年度から9年度の3年度間で集中的に保全・再生に取り組みます。
柏尾川桜並木の景観を将来に引き継いでいくために
生育環境の整備
150年以上の歴史がある柏尾川桜並木の美しい景観を将来に引き継いでいくため、令和6年度に柏尾川桜並木保全・再生計画を策定しました。本計画に基づき、生育環境を整備していきます。桜は日当たりがいい場所を好む樹木です。現在の柏尾川桜並木は密に植えられている箇所が多く、桜同士がお互いに干渉しあい、十分な日当たりを確保できず、生育に悪影響を与えています。そこで、補植する際は、桜同士が干渉しないよう、植栽間隔を広げ、十分な日当たりが確保できるようにします。
ジンダイアケボノへの転換
現在、柏尾川桜並木に多く植栽されている桜はソメイヨシノです。ソメイヨシノは病虫害等に弱いとされています。柏尾川桜並木の景観を将来に引き継いでいくためには、病虫害等にも強い品種への転換が必要不可欠です。そこで、ソメイヨシノに比べ病虫害に強いとされている、ジンダイアケボノという品種を新たに植栽します。将来的には、ソメイヨシノの桜並木からジンダイアケボノの桜並木となる様、転換を図っていきます。
多くの方に楽しんでもらえるように
柏尾川桜並木は、JR、横浜市営地下鉄の戸塚駅からすぐのところに位置しています。横浜市内では、横浜駅に次ぐ、乗降客数を誇る駅です。戸塚駅を利用される多くの方に柏尾川桜並木を楽しんでもらえるよう、桜並木の清掃等を通じて美しい桜並木の維持管理に努めていきます。植栽場所の関係で、大きく育つジンダイアケボノを植栽することが難しい場所には、比較的小さい品種の桜を植栽し、より多くの品種が楽しめる桜並木を形成していきます。
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