ここから本文です。
知って得する!医療のしくみ
最終更新日 2021年7月8日
みなさんは安心して医療機関へ受診できていますか?
医療のしくみを知っておくと安心して診察を受けることができます!
- 選定療養費について
- かかりつけ医について
- 医療機関の役割分担について
- 休日急患診療所及び夜間診療所について
- かながわ救急相談センター(♯7119)について
- セカンドオピニオンについて
- お薬手帳について
- もしも手帳について
選定療養費について
200床以上の病院へ紹介状なしでの初診等、必ずしも必要ではないが、患者が希望して選択する医療に対してかかる費用をいいます。
他の主な具体例としては、
- 差額ベッド代
- 診療時間外の診療
等があります。
選定療養費は、保険が適用されず、請求する医療機関が自由に価格を決めることができるため、医療機関ごとに値段は異なります。
その中でも値段の目安が厚生労働省の通知にて定められているものの例として、②200床以上の病院へ紹介状なしでの初診に関しては、医科では7,000円以上、歯科では5,000円以上となっています。
知って得する!医療のしくみポイントその1~大きな病院にかかる前にまずは診療所に受診しよう~
何か症状がある場合には、200床以上の病院にいきなりかかるのではなく、まずは診療所を受診しましょう。
診療所では、医師が症状を丁寧に診察したうえで、必要に応じて専門性の高い病院等へ的確に紹介及び紹介状の作成をしてくれます。
風邪や腹痛、軽度の高血圧・糖尿病など、診療所で十分に治療・管理できる症状は多くあります。また、血液検査やレントゲン、心電図などの基本的な検査も診療所で受けられるため、大きな病院に行かなくても十分な診療が可能なケースも少なくありません。
大きな病院にかかる前に診療所を受診することにより、不要な受診や検査をせずに、効率的に適切な医療につながることができます。
また、紹介状を持参すると、選定療養費がかからず、患者本人の金銭的負担が軽減します。
かかりつけ医について
日頃から患者の体質や病歴、健康状態を把握し、診療行為のほか健康管理上のアドバイスなどもしてくれる地域の身近な医師のことを指します。
かかりつけ医をお探しの場合には、横浜市医師会の「横浜市医師会地域医療連携センター」へ電話でお問い合わせする他、同じく横浜市医師会の「かかりつけ医の検索」でインターネットによる検索も可能となりますので、必要に応じてご利用ください。
ご希望に応じてFAXで医療機関の地図や情報を送るサービスもあります。
受付時間:月~金 9:00~12:00/13:00~17:00(祝日・年末年始を除く)
連絡先:(TEL)045-201-8712(FAX)045-201-8768
関連ウェブサイト:ご近所のお医者さん・医療機関 検索(外部サイト)(横浜市医師会)
知って得する!医療のしくみポイントその2~かかりつけ医をもつメリット~
- 日頃の状態をよく知っているかかりつけ医であれば、ちょっとした体調の変化にも気づきやすいため、病気の予防や早期発見、早期治療が可能になります。
- かかりつけ医がいれば、病気や症状、治療法などについて的確な診断やアドバイスをしてくれます。
- かかりつけ医は必要に応じて専門の医療機関を紹介してくれます。
医療機関の役割分担について
医療機関には役割分担があります。高度急性期や急性期を担う病院、回復期を担う病院、慢性期を担う病院です。
医療資源が限られる中で、重症患者と軽症患者が1つの医療機関に集中してしまうと、治療の遅れ等が懸念されています。そのため医療機関ごとに役割分担をし、効率的に医療資源を使う他、医療提供の質を維持する仕組みになっています。
知って得する!医療のしくみポイントその3~手術後、転院を勧められるのはなぜ?~
患者の状態像に合わせ、医師は適切な医療機関を紹介します。そのため、手術を終えてリハビリテーション等、次の段階の治療が必要と医師が判断した場合、転院を促す等があります。
転院・退院と医師から言われ、医療機関を変えることに不安がある場合には院内の患者相談窓口のソーシャルワーカーにも相談することをお勧めします。
休日急患診療所及び夜間診療所について
夜間や休日に具合が悪くなった際には、休日急患診療所及び夜間急病センターをご利用ください。
休日急患診療所(各区1か所ずつ)日祝・年末年始 原則10時~16時【内科・小児科】
夜間急病センター(市内3か所)毎日20時~24時【内科・小児科(・眼科・耳鼻咽喉科(桜木町のみ))】
参考:急病時のご相談・救急医療機関のご案内
知って得する!医療のしくみポイントその4~休日夜間診療所は急患への診察・処置を行うところ!~
・緊急性の高い患者が優先されるため、患者が集中した時等状況によっては待ち時間が長くなる可能性もあります。
・主に内科・小児科に診療体制が限られており、専門的な治療を受けられないこともあります。
体調不良を感じたら、早めに「平日」の「日中」の「診療時間内」にかかりつけ医などを受診しましょう。
かながわ救急相談センター(♯7119)について
かながわ救急相談センターにでは救急医療相談及び医療機関案内等を行います。
・救急医療相談:看護師が傷病者の状況を聞き取り、「緊急性のある症状なのか」や「すぐに病院を受診する必要性があるか」等を判断します。
・医療機関案内:相談員が、現在受診可能な医療機関をご案内します。
参考:かながわ救急相談センター(♯7119)(外部サイト)
セカンドオピニオンについて
「勧められた手術が妥当なものか、他に治療法がないか」など、診断や治療方針について主治医以外の病院の医師の意見を参考にし、再検討するために、別の医療機関を受診し意見を求めることをセカンドオピニオンといいます。セカンドオピニオンの受診に必要な費用は、公的医療保険制度が適用されない自由診療扱いで全額自己負担になります。
セカンドオピニオンを受けるには、以下の手順を踏む必要があります。
- 主治医に相談する
- 原則、患者又は患者家族がセカンドオピニオン先の医療機関を探し、受けるために必要な書類(紹介状や検査データ等)を確認する。専門性の高い医師の意見を求める場合は、現在の担当医に頼んで、相談に乗ってくれる医師を紹介してもらうのも病院を探す選択肢の一つ。
- 主治医に必要な書類を準備してもらう。
- セカンドオピニオンを受ける
- 結果を主治医に報告し、今後の治療方針を再検討する
知って得する!医療のしくみポイントその5~転院とセカンドオピニオンは違う?~
セカンドオピニオンは、医療機関を変える転院とは異なります。
セカンドオピニオンは他の医師に意見を聞き、元の主治医と再度治療方針を検討することを言います。
転院とセカンドオピニオンを混合し、医療機関を次々と変えてしまうと、治療方針が定まらず病状の悪化を招くこと、また検査を一から行うとなると治療費もかさみます。
まずは主治医に、治療方針について疑問点や不安な点を相談しましょう。
お薬手帳について
お薬手帳は点眼薬、外用薬、市販薬(一般用医薬品)、サプリメント含め、健康状態や服用状況を、医師、薬剤師、医療福祉に関わる多職種が確認できる、大切なコミュニケーションツールです。
『おくすり手帳』をかかりつけの医院・歯科医院を受診する際に提示し、お薬情報の一元化をすることが大切です。
かかりつけの薬局、薬剤師のご相談ください。
知って得する!医療のしくみポイントその6~お薬手帳をもつメリットは?~
- 患者自らの健康管理に役立つほか、過去から現在までの薬の服薬状況を整理できることから、副作用や飲み合わせのリスクを減らせる
→異なる医療機関で処方された薬の経歴や重複、相互作用を医師、薬剤師、医療福祉に関わる多職種でチェックでき、適切な治療につながる。アレルギー歴のチェックも可能。
- 災害や旅行、急病時に正確に薬の情報を伝えられる
→過去に飲んだことのある薬の記録が有効な情報となる
- 入院時に、それまでに飲んでいた薬が分かることで、より安全に、より早く、より効果的に治療がスタートできる
もしも手帳について
もしも治らない病気などになったらどんな医療やケアを受けたいか話し合うための手帳です。
下記の場所で無料で配布しています。
・区役所高齢・障害支援課
・ 地域ケアプラザ
・ 在宅医療連携拠点(在宅医療相談室)
・一部の市内薬局、病院、診療所等
参考: 医療・ケアについての「もしも手帳」
このページへのお問合せ
医療局健康安全部医療安全課
電話:045-671-3654
電話:045-671-3654
ファクス:045-663-7327
メールアドレス:ir-iryoanzen@city.yokohama.lg.jp
ページID:534-113-263