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ノロウイルスに注意しましょう!
最終更新日 2024年1月24日
年間を通じて感染の恐れあり!
特に冬はノロウイルスによる食中毒が起こりやすいので要注意!!
ノロウイルスとは?
ノロウイルスは、食中毒や感染性胃腸炎の原因となるウイルスで、特に冬に多く発生します。
ノロウイルスは、口から体内に入ることで感染します。
1~2日程度で、吐き気、おう吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が現れ、症状が消えても1週間~1ヶ月はウイルスを便中に排出する場合があります。
予防の基本は手洗いです。
ノロウイルスはどこから感染するの?
食中毒
- 二枚貝感染ルート(カキなど二枚貝による感染)
中腸腺にノロウイルスが蓄積された生かきや、シジミのしょうゆ漬け等の二枚貝を生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合。
- 食品取扱い者感染ルート
食品取扱者がノロウイルスに感染し、その人を介して汚染された食品を食べた場合。生ものや加熱調理品など、食品の種類に関わらず食中毒の原因になります。
感染症
- 糞便・おう吐物感染ルート
ノロウイルスに感染している人の糞便やおう吐物の処理時に感染する場合。
処理後に、乾燥して浮遊したノロウイルスを吸い込んで感染する場合。
ノロウイルス対策には何をすればよいの?
予防の基本
- 食品は中心部まで十分加熱(85~90℃、90秒以上)しましょう。
- トイレの後、調理前、食事前などは、石けんを使って丁寧に手を洗いましょう。
- ノロウイルスの消毒には、塩素系漂白剤を使いましょう。
手洗い
調理の前や、トイレの後、汚れたものを触った後は手を良く洗いましょう!!
ノロウイルスにはアルコールや逆性石鹸が効きにくいため洗い流すことが重要です。
- 時計指輪などははずすし、流水でよく洗う
- 石鹸を泡立て、手のひら、手の甲、指の間、指、しわ、手首を丁寧に洗う
- 爪ブラシ等を使い爪の間も洗う
- 流水で石鹸と汚れを洗い流し、清潔なタオルやペーパータオルで拭きます
糞便や嘔吐物の処理時には使い捨て手袋を使用し、処理後は十分に手を洗いましょう!
塩素系消毒薬による消毒
(ノロウイルスには、エタノールや逆性石鹸は効きにくいため次亜塩素酸ナトリウムを使います)
調理器具は洗剤で十分に洗浄し、0.02%次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭きましょう。
糞便・おう吐物が直接触れた場所の消毒や、処理に使用したペーパータオル等を廃棄するときは0.1%、
トイレのドアノブや、おう吐場所の周辺は0.02%の次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう。
濃度 | 0.02%(使用時の希釈濃度) | 0.1%(使用時の希釈濃度) |
---|---|---|
1%(製品の塩素濃度) | 50倍(水1リットル+原液20ミリリットル) | 10倍(水1リットル+原液110ミリリットル) |
6%(製品の塩素濃度) | 300倍(水1リットル+原液3.3ミリリットル) | 60倍(水1リットル+原液17ミリリットル) |
12%(製品の塩素濃度) | 600倍(水1リットル+原液1.7ミリリットル) | 120倍(水1リットル+原液8.4ミリリットル) |
めやす・・・市販の塩素系消毒薬は5~6%が多い。ペットボトルのキャップ1杯は約5ミリリットル。
感染を広げないために!
下痢やおう吐の症状がある場合には、食品を直接取り扱う作業は避け、他の人への感染を防ぎましょう。
糞便やおう吐物を片付ける時には、使い捨て手袋やマスクを使い、使用後はビニール袋などに入れ密封して処分するなど、感染を広げないようにしましょう。
家族が感染してしまったら
おう吐物の処理は・・・
- 窓を開けて十分な換気をし、手袋、マスクを着用して直接触れないようにしてください。
- 0.1%の塩素系漂白剤を浸した新聞紙やペーパータオル等で外側から内側に汚れた面を折り込みながらぬぐい取ります。(写真1)
- 処理後の床は0.1%の塩素系漂白剤で浸すように広めに覆い、ふき取ります。(写真2)
- 処理に使用した新聞紙やペーパータオル等は0.1%塩素系漂白剤に浸して処分します。(写真3)
- おう吐場所の周辺の手指が触れる場所などは、0.02%の塩素系漂白剤で消毒します。
写真1
写真2
写真3
カーペット等は変色する場合があるので、注意してください。
処理後は十分に手を洗ってください。
トイレの後は・・・
トイレのドアノブ、便座等を0.02%の塩素系漂白剤で消毒してください。
手洗いは・・・
トイレの後、調理前、食事前などは石けんを使って流水で30秒以上の手洗いをしてください。
タオルは共用しないで個人ごとに使用するか、使い捨てペーパータオルを使用してください。
お風呂に入るときは・・・
下痢をしている人の入浴は一番最後にします。
風呂の湯は毎日換えて、浴槽、床、洗面器、イス等も清掃してください。
調理・食事で気をつけることは・・・
調理器具、シンク、ふきん、スポンジ等は熱湯で消毒(85~90℃で90秒以上)又は、0.02%塩素系漂白剤で消毒してください。
生ものや和え物は避け、十分に加熱した食事にしてください。
ノロウイルス対策について詳しくは・・・
- 厚生労働省ホームページ「ノロウイルスに関するQ&A」(外部サイト)
- 青葉福祉保健センター生活衛生課食品衛生担当(電話:045-978-2463)
このページへのお問合せ
青葉区福祉保健センター生活衛生課 食品衛生担当
電話:045-978-2463
電話:045-978-2463
ファクス:045-978-2423
メールアドレス:ao-eisei@city.yokohama.lg.jp
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