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オーバードーズについて
最終更新日 2025年5月2日
オーバードーズとは?
オーバードーズとは、医薬品を用法・用量を守らずに過量に摂取する行為のことです。ODと略されることもあります。医薬品には医療機関の処方薬、薬局やドラッグストアで購入できる市販薬がありますが、オーバードーズは近年市販薬に多い傾向があります。
オーバードーズが原因と疑われる救急搬送の数は年々増加傾向にあり、10~20代の若者に広がるなど社会問題となっています。
医薬品を正しく使わないとどうなる?
医薬品は必ず医師や薬剤師、登録販売者の指示・説明に基づき使用する必要があります。また、その取扱いや使用目的・方法には明確なルールが定められていますので、それ以外で使用すれば乱用となります。医薬品は病気の治療のために使用するものですが、その作用だけではなく副作用も必ず存在します。本来の用法・用量を超えて使用してしまうと薬の「害」の部分が大きくなり、最悪の場合死に至ることもあります。また、本来の使い方でない状況で使用を続けると依存症となることもあります。
市販薬も危ないの?
市販薬は薬局やドラッグストアで手軽に手に入れることができることから、その一部はオーバードーズに使用されることがあります。しかし、市販薬には様々な成分が含まれており、オーバードーズすることでその中のいくつかの成分が致死量を超えてしまうこともあります。また、様々な成分による複合的な作用により、中毒症状の治療が困難になることもあり、大変危険です。カフェインを多く含むドリンクと混ぜて飲む行為は、さらに危険です。
医薬品でも依存症になる?
咳止め等の市販薬の一部には、依存しやすい成分を含むものがあります。また、大量に飲むと元気になったり、気持ちを落ち着かせてくれるように感じることがあります。このことから、繰り返し使ってしまい、依存症となる場合があります。
睡眠薬等の処方薬についても、自己判断で多量服用することで、副作用が出たり依存症に至ることがあります。
医薬品は乱用しても違法性がないため、気軽に使用してしまう場合も多いです。しかし、続けていくと医薬品の乱用だけでは徐々に物足りなくなり、より強いものを求めて大麻等の違法薬物に手を出してしまう場合もあります。
医薬品は用法用量を守り、適切に使用しましょう。
1人で悩まず相談を!
オーバードーズや薬物の乱用について、つらい気持ちや困っていることがある場合は、周囲の信頼できる大人に相談しましょう。そのような人が身近にいない場合は専門家に相談しましょう。
依存症に関する相談窓口
また、他にもあなたをサポートするためのさまざまな相談窓口があります。相談方法もいろいろなものがあるので、ご希望の窓口を選んで話してみませんか?
その他相談窓口
関連資料等
パンフレット
厚生労働省作成のオーバードーズに関するパンフレットです。小学生・中高生向けに、分かりやすく記載されています。
(小学生向け)薬のオーバードーズって何だろう~あなたとあなたの大切な人の命を守るために~(PDF:6,599KB)
(中高生向け)薬のオーバードーズって何だろう~あなたとあなたの大切な人の命を守るために~(PDF:5,181KB)
関連リンク
(一般の方向け)一般用医薬品の乱用(オーバードーズ)について(厚生労働省)(外部サイト)
(薬剤師・登録販売者の方向け)一般用医薬品の乱用(オーバードーズ)について(厚生労働省)(外部サイト)
【出典・引用】
薬物乱用防止読本「薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」健康に生きようパート38」(厚生労働省)
医薬品の過剰摂取が原因と疑われる救急搬送人員の調査結果(厚生労働省)
一般用医薬品の乱用(オーバードーズ)について(厚生労働省)
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電話:045-671-3654
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