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12月号 赤ちゃんから大人まで楽しめる地区センターに行ってみよう!

最終更新日 2024年12月2日

 横浜市には「地区センター」という施設があることをご存じでしょうか。市内に81館あり、「会議室」「和室」から「体育館」「料理室」「プレイルーム」など様々な空間があるため、目的に応じて利用でき、幅広い世代で楽しめる地域密着型の施設です。
 今回は金沢区にある金沢地区センターを取材し、その魅力をお届けします。なお、 広報よこはま 12月号(外部サイト)では、地区センターのプレイルームについて紹介しています。

金沢地区センターとは   


金沢地区センター

 金沢地区センターは、1980年(昭和55年)5月15日に、市内では9番目の地区センターとしてオープンしました。図書館が併設され、幅広い世代の市民が利用する憩いの場になっています。月間1万人以上もの方が来館しています。
 2022年には、体育館に空調を設置し、季節に関係なく快適にスポーツを楽しめるようになりました。
詳細は横浜市金沢地区センターの公式ウェブページ(外部サイト)をご覧ください。 

この秋リニューアルした「プレイルーム」をもっと詳しくご紹介!


リニューアルしたプレイルーム

「広報よこはま12月号」でもご紹介したプレイルーム。そのリニューアルした様子を館長の高橋さんに詳しく伺いました。

 「リニューアルしたプレイルームは、「赤ちゃんが泣き止む」と話題の絵本、「もいもい」の作者である、横浜市ゆかりの絵本作家「市原 淳」さんプロデュースによる横浜をイメージした絵本コーナーがあり、絵本の中にいるかのような楽しい気持ちにさせてくれる空間になっています。また、0歳から2歳の子どもも楽しめる知育玩具を新たに用意しました。
 プレイルームの色は、区内の保育園の子どもたちに投票してもらい、「ポップで楽しい空間」をイメージし決定しました。定期的に「子育て支援の会」も開催しており、保護者の方への様々な情報発信の場にもしていきたいです。」

プレイルームを利用している保護者の皆さんにお話を聞いてみました。

― プレイルームはどのように利用されていますか。
「気軽に行ける遊び場として便利」
「雨の日など、外で遊べない時に利用している」
― リニューアルの印象
「リニューアルで明るい印象になり子ども達も喜んでいる、親しみやすい環境」
「秘密基地みたいで楽しい」
「自宅にはない絵本や知育玩具もたくさんある」
― クッションや椅子、マットなどもリニューアル
「走っても滑らないマットが安心」
「非常に柔らかく、子どもが遊んでいても安心」

 さまざまなご意見をいただきましたが、冷暖房完備の室内空間なので天候を問わずに楽しめ、転んでもケガしにくい柔らかいマットが安心との声が多く集まりました。

■子どもの成長を促すさまざまな知育玩具
子どもたちが自分で「気づき」、「考え」、「創り出せる力」を育めるような玩具を集めました。
玩具は0歳から3歳を対象としたすべての玩具は安全基準(STマークやCEマーク)を満たしています。

■図書館司書が選定した120冊を超える乳幼児向け絵本を用意
横浜市立図書館が編集、発行している絵本リスト「おひざにだっこで楽しむ絵本」「おうちでいっしょに楽しむ絵本」に掲載されているものの中から、長く読み継がれている定番の絵本を選定しています。

情報収集、情報交換の場にも!

 そして、プレイルームには同世代の子どもと保護者などがたくさん遊びに来るため、子育ての悩みなど、いろいろな話ができて、知り合いが増える場にもなっています。子どもたちの楽しそうな笑顔のそばで、お父さん、お母さんたちの輪もひろがっていました。
 また、保護者同士の情報交換に加え、プレイルームには「子育て情報コーナー」がありますので、最新の子育て情報をまとめてみることできます。当日も、色々な情報収集もできるので助かるとの声もいただきました。

幅広い世代に人気の体育館!

 金沢地区センターで利用者が多いのは「体育館」です。ほぼ毎日予約の申込があり、幅広い世代の方々が、朝から夜まで利用しています。
 バスケットコートが1面とれる、中学校の体育館と同規模の広さがあり、トレーニングスペースもあります。この日は卓球団体とバトミントン団体の方々が、半面ずつ利用されていました。
 定期的に利用されている「晴嵐卓球チェリーの会」では、専属コーチが、1人1人のプレーをみながら、フォーム指導をされていました。皆さん熱心にコーチの指導に聞き入り、習った技術を繰り返し練習するなど、真剣にプレーしていました。体育館はそんな皆さんの熱気と、明るい会話と笑顔でいっぱい。体を動かす事の爽快感と仲間との触れ合いの楽しさが、やり甲斐に繋がっていることを感じました。

―「晴嵐卓球チェリーの会」磯会長にお話をお聞きしました。

 「高齢者中心に健康維持やリハビリを兼ね、各自の体調に合わせた自由度のある活動をしています。人と触れ合い、スポーツを楽しんでいただく事を目的に運営しており、コミュニケーションの場にもなっています。お近くの方は是非参加してくださいね!」

調理器具の充実した料理室もあります!

 「料理室」には、ガスコンロ、ガスオーブン、フードプロセッサーなど、さまざまな調理器具や食器がそろっており、本格的な調理を行うことができます。
 この日は、横浜市立大学の学生さんが、大学祭で出店するメニューを試作されていました。国際商学部吉永ゼミの皆さんは横浜の地元食材を使ったおにぎりやおかずの試作で利用し、たくさんある調理器具や設備が便利で使いやすいとのこと。「横浜育ちなので、地元食材のアピールができたら嬉しいです(笑)」と語ってくれました。
 運動部の経験などから健康な体づくりを意識し「食を通じた健康」をテーマに研究されていました。この日は横浜の地元食材をつかったおにぎりや熱々の唐揚げができあがり、とてもおいしそう。これからも横浜食材の素晴らしさを伝えていってくださいね!

図書館と併設した地区センターも!

 図書館と併設した地区センターも市内には5か所あります。金沢地区センターに併設する金沢図書館では、毎月、無料で0歳から2歳の子どもと保護者向けの読み聞かせイベント「おひざにだっこのおはなし会」を開催しています。わらべうたや絵本を小さなお子さんと一緒に楽しめるイベントです。1階児童書専用のフロアでは、「はじめてものがたり」や「りんごの棚」など、子ども向けの本を手に取りやすく工夫したコーナーがあります。また、定期的に「紙芝居まつり」「科学工作会」なども開催しています。
 子育て世代が楽しめるイベントがたくさん行われているので、地区センターとあわせて図書館にもぜひお立ち寄りください。                      
※金沢地区センター・金沢図書館には、おむつ替えもできる多目的トイレや、施錠できる個室の授乳室があり、子ども連れの親子も安心して利用していただけます。

高橋館長に「金沢地区センターのおすすめ」を伺いました。


金沢地区センター 高橋館長

― 定期的に開催されているイベントはありますか。
 「金沢スポーツクラブのご協力で、毎月第2、第4月曜日の午前中に「60歳以上の健康体操」を実施しています。健やかな生活を送りたい方向けのおすすめの講座です。運動が苦手でも気軽にできる体操ですので、ぜひご参加ください」 

― 金沢地区センターならではの取組はありますか。
 「区内にある横浜市立大学と協働したイベントを実施しています。これまで市立大学のフラダンスサークルにお願いして、フラダンス教室を開催したり、市大の留学生向けに「留学生と作る簡単日本の料理教室」を開催しました。この地区センターを起点にして、新たな「楽しさ」「つながり」ができたらと思っております。
 また、10月から、区内の大学や高校の学生からなる登録団体に対して「ポイントカード」の発行を始めました。ためたポイントに応じて、施設を無料で利用できるシステムになっています。区内の大学生や高校生を応援して、もっともっと若い方にも地区センターを利用していただきたいと考えています。」

 今回取材してみて、利用する市民の皆さんのたくさんの笑顔に触れることができました。様々な声を聞かせていただく中で、プレイルームを利用する親子、調理室でのメニュー試作する学生、体育館での運動する方々、本当にさまざまな目的で活動されている方たちにお会いすることができ、多種多様な楽しみ方があると感じました。また、地域のコミュニケーションの中心となっていて新たな出会いやつながりが生まれる施設です。
 皆さんの地域に寄り添う「地区センター」をぜひのぞいてみてください。新たなる発見があるかもしれません。

お近くの地区センターは横浜市地区センター公式ウェブページ(外部サイト)をご覧ください
※ご利用の際は、駐車場台数に限りがあるため、出来るだけ公共交通機関をご利用ください。

※「はじめてものがたりコーナー」: 左から「おしゃべり ゆわかし」佐藤さとる(作) 村上勉(絵) あかね書房、「ワニのライバルとたんじょうパーティー」B・ウェーバー(作) 小杉佐恵子(訳) 大日本図書、「はじめてのキャンプ」林明子(作、絵) 福音館書房                            
※「りんごの棚コーナー」:左から「あらしのよるに」きむらゆういち(文) あべ弘士(絵) 講談社、「しろくまちゃんのほっとけーき」わかやまけん(作) もりひさし(作) わだよしおみ(作) こぐま社、「かいてみよう かんじ3」たかはしこうこ(絵) 社会福祉法人桜雲会、「霧のむこうのふしぎな町」柏葉幸子(作) 杉田比呂美(絵) 講談社

このページへのお問合せ

市民局地域施設課

電話:045-671-2326

電話:045-671-2326

ファクス:045-664-5295

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ページID:758-244-560

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