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風しん
最終更新日 2025年4月2日
風しんとは?
風しんウイルスに感染することで起こる病気です。
発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れるのが特徴です。
発疹が出る前後約1週間は、周りの人に感染させる力があります。
妊娠中の女性が感染するとおなかの赤ちゃんに感染し、赤ちゃんが白内障や先天性心疾患、難聴を特徴とする「先天性風しん症候群」を発症することがあります。
主な症状
- 発熱
- 全身の発疹
- リンパ節の腫れ
大人がかかると発熱や発疹の期間が長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
2,000人から5,000人に1人くらいの割合で、脳炎などの合併症を発症することがあります。
症状が出るまでの期間
感染すると約2週間から3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
感染経路
- ウイルスが含まれたくしゃみや咳などに含まれるしぶきを吸い込むことで感染します(飛まつ感染)。
- ウイルスがついた手で口や目などを触ることで感染します(接触感染)。
- 妊娠期に感染すると、ウイルスが胎盤を介して胎児に感染します(経胎盤感染)。
受診の方法
- 風しんのような症状が現れた場合は、受診をする前に医療機関に連絡し、医療機関の指示に従って受診しましょう。
医療機関に、症状、海外渡航先や渡航期間、周囲に風しんと診断された方がいるか、妊娠の有無などを伝えてください。 - 受診する際は、周囲の方への感染を防ぐためにマスクを着用しましょう。
感染対策のポイント
予防接種
- 最も有効な予防法は2回の予防接種です。
- 定期予防接種の対象のお子様(詳細は下記をご覧ください。)は、適切な時期に予防接種を受けましょう。
- 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性の方は、過去に公的な予防接種を受ける機会がなかった年代です。
抗体価検査や予防接種を受けることを検討しましょう。 - 海外渡航の予定がある方や医療機関、教育施設などに勤務している方は、抗体価の検査や予防接種を受けることを検討しましょう。
定期予防接種の接種時期
- (第1期)1歳から2歳になる日の前日までの1年間
- (第2期)小学校入学前(5歳以上7歳未満)の1年間
詳しくは、麻しん風しん予防接種についてをご覧ください。
抗体価の確認
- 風しんの抗体価検査(血液検査)は医療機関で受けることができます。(自費)
特に、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性の方は、過去に公的な予防接種を受ける機会がなかった年代です。抗体価検査や予防接種を受けることを検討しましょう。
横浜市では、中学1年生以上の横浜市民で以下に該当する対象者に、風しんの抗体価検査を原則無料で実施している他、予防接種の費用の一部を助成しています。
- 妊娠を希望している女性
- 妊娠を希望している女性のパートナー及び同居家族
- 妊婦のパートナー及び同居家族
詳しくは、横浜市風しん対策事業をご覧ください。
麻しん・風しんの患者を診察した際は
医師が風しんの診断を行った場合は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、ただちに各区福祉保健センターへ届出ください。
また、診察にて風しんが疑われると判断された場合は、診療を終える前に速やかに各区福祉保健センターにご連絡をお願いします。
詳しくは、横浜市における麻しん・風しん検査診断の実施について/PCR検査検体を採取していただく際のお願い(注意事項)〈令和6年1月改訂版〉(PDF:340KB)をご覧ください。
参考
感染症に関するお問合せ先・相談先
【平日8時45分から17時00分の間】
お住まいの区福祉保健センター福祉保健課健康づくり係にご連絡ください
感染症に関する開庁時間外の緊急連絡先
- 短時間(2から3時間)のうちに患者が急増している場合
- 多数(10人以上)の患者発生がある場合
- 感染症法に基づく患者などの届出に伴うご連絡【医療機関の方】
などの場合は感染症・食中毒緊急通報ダイヤルへご連絡ください。
このページへのお問合せ
医療局健康安全部健康安全課
電話:045-671-4182
電話:045-671-4182
ファクス:045-664-7296
ページID:278-862-176