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蔵のある風景
最終更新日 2024年9月10日
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18. 蔵のある風景 (浅間町3丁目179の1)
地方の旧家などでは、蔵のある家はさほど珍しいものでもないが、これが関東大震災と戦災をくぐってきた横浜となると、郊外ならともかく、中心部ではわずかに質屋さんの蔵ぐらいしか残されていまい。
昔は「蔵が建つ」ということは、とりもなおさずステータスシンボルであったろうことは※「黄金虫は金持ちだ 金蔵建てた蔵建てた」の童謡にみるとおりである。
散歩の道すがら、浅間町の一角で蔵のある家が目に入った。わりと新しいもののようだが、やはり風格があってよろしい。蔵があるだけで「家」から「屋敷」に昇格するようだ。
同義の字に「倉」「庫」があるが、こんな風景の中では、「蔵」という字がぴったりくるようだ。
※監修 秋山清他『定本野口雨情 第四巻』未来社
文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)
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