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ちょっと粋な天神様 久保町の天満宮
最終更新日 2024年9月10日
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72.ちょっと粋な天神様 久保町の天満宮(久保町34の12)
今でこそひっそりと暮しているが、これでも大正6(1917)年、神奈川から移ってこの方、近くに花街もあったりしたせいか、久保町天満宮といえば磯子の岡村天神と並び称されるほどの賑わいをみせたものだ。
祭神は学問の神様とされる菅原道真公。宇多天皇の御代に右大臣にまで登りつめた俊秀だったが、ライバル藤原一門の左大臣時平らの陰謀で失脚、九州太宰府で淋しく世を去ったのだが、その怨念(おんねん)はすさまじく藤原一門や時平に雷神となって襲いかかるのである。
その暴れぶりに辟易(へきえき)した朝廷は、没後20年にして元の官位に復せしめ正二位を追贈し、神として祀(まつ)ることで怒りを鎮めたのだそうな。もっとも、ここの天神様は穏やかで、特に御酒(ごしゅ)を献ずると目許があからむと伝えられる。
文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)
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