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蔵のある風景 その二
最終更新日 2024年9月10日
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55.蔵のある風景 その二(浅間町3丁目179の5)
神奈川の台町を下り、旧東海道は西区に入る。並行する環状一号が一段低いのは、昔、そこまで海であったことの証である。その街道に沿って、あちこちに蔵が建っているのに近頃気がついた。長年西区に住み乍(なが)ら、何とも迂闊(うかつ)なことであった。
西区にはほかにもいくつかの蔵が残るが、このように原型を保っているのは少ない。このお宅は何代も続いた旧家だが、ツタの絡む風情がよろしい。葉が茂ればまた別の趣もあろう。すぐそばに同姓のお宅があって、その蔵は明治以来のものだという。
陽気も良くなってきたこととて、散歩の足をちょっと伸ばして、蔵のウオッチングなど試みるのもまた一興だろう。
文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)
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