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新天地のお稲荷さん

最終更新日 2024年9月10日

ここで紹介している内容は、現在とは異なる場合がありますのでご注意ください。

57.新天地のお稲荷さん(南浅間町20-14付近)

新天地のお稲荷さん


洪福寺の近く、尾張屋橋の橋際にあるこの稲荷神社。前号の薄倖なお稲荷さんと異なり手入れの行き届いた木立に玉垣をめぐらし、社も鳥居も朱の色が鮮やかだ。一対のお狐さんも堅固な金網で保護されている。

地元では「新天地のお稲荷さん」で通っているそうだが、その昔、歓楽の巷として名を馳せた新天地のことは知る人ぞ知る。そんな華やぎの名残は、玉垣に刻まれた寄進者の名にのこされている。正面左右に「新天地カフェー組合」あとは柱に「揚巻」「千鳥」「ラッキー」「ユカイ」と続く。

極めつきは、社の正面に掲げられた一枚の札。文面に曰く「このお稲荷さんのカギ、さい銭を盗む者は不幸になる。その罰は必ずあります」というのが何とも怖い。

文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)

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