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芝生追分(しぼうおいわけ)の庚申さん
最終更新日 2024年9月10日
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50.芝生追分(しぼうおいわけ)の庚申さん(浅間町4丁目360の3)
旧東海道を浅間下から保土ケ谷に向かう。松原商店街の手前にある三叉路は昔、芝生の追分と呼ばれ、八王子街道の起点となっていた。三叉路を右に行くと右側の路傍にこの庚申塔がある。祭神は、ふつう青面金剛(しょうめんこんごう)と見ざる・聞かざる・云わざるの三猿を刻んだものだが、磨耗した上に苔むして年代も判然としない。
庚申信仰は中国の道教から発し、わが国では平安時代にひろまり、江戸時代が最盛期であった。庚申(かのえさる)の夜、人間の腹中にいる三尸(さんし)の虫が、その人が眠ると、その罪業を天にのぼって天帝に云いつけるというので、人々は夜を徹して精進をする、という習わしであった。
文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)
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