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とうふの館みつけた 豆腐会館
最終更新日 2024年9月10日
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64.とうふの館みつけた 豆腐会館(平沼一丁目37の2)
丹沢山塊の大山にある阿夫利神社の下社の境内の一隅に、豆腐塚というのがある。「あさくさの子供」(第9回芥川賞)などの名作を書きながら交通事故で世を去った作家、長谷 健(はせ・けん)を悼んで九州文学の同人たちが建立したものだ。彼がすこぶるつきの豆腐好きだったことから、まっ白い大理石を豆腐に見立て、生前の彼が酔うと「ここはどこ?」を連発したこと、更に「しばらく」が云えず「しらばく」と発音したことから「此処何処白獏居士(ココドコシラバクコジ)」の戒名が刻まれている。
ところで、西区にも豆腐ゆかりの建物がある。平沼橋のたもと、白いビルはサイの目に切った豆腐をイメージしたと聞いた。県の豆腐油揚商工組合と市の豆腐商工業協同組合の入る「豆腐会館」がこれである。柔らかい豆腐が肩肘いからしている風情がほほえましい。
文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)
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